俎上の鯉は二度跳ねる

妻と離婚した恭一(きょういち)。
だが今ヶ瀬(いまがせ)との男同士の微妙な関係は、今も続いていた。
今ヶ瀬に抱かれることに慣らされてゆく日々。
ところが、恭一に思いを寄せる会社の部下・たまきの存在が2人の関係を大きく揺るがし始め…!
ケータイ少女誌「モバフラ」で配信された水城せとな大人気シリーズ完結編!
●収録作品/憂鬱バタフライ/黒猫、あくびをする《―新作描きおろし―》/梟/俎上の鯉は二度跳ねる

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コメント

  1. user より:

    「窮鼠はチーズの夢を見る」の続編。

    今ヶ瀬が去ってしまって、恭一は会社の女の子、たまきと付き合い始める。

    たまきはすごくいい子で、恭一はこのまま彼女と再婚をするんだろうと思い始めるが、
    やはり心の中に今ヶ瀬がずっと残っていて、今ヶ瀬がおいていった灰皿を捨てられない。

    たまきはストーカーされるようになり、探偵に依頼したら、それが今ヶ瀬だった。

    そして二人は再会して・・・

    って話。

    原作と映画とは違うエンディングになるんですが、
    正直、どっちもめっちゃ好き。

    ずっと好き好きいわれていた恭一が、急に今ヶ瀬がいなくなって今度は追うようになるのもいい。

    「窮鼠~~」も「俎上の~~」も、BLレーベルから出版されてはいないけど、エロはかなり強め。
    BL慣れしてない友人は途中で断念してました。

  2. user より:

    妻と離婚した恭一。
    だが今ヶ瀬との男同士の微妙な関係は、今も続いていた。
    今ヶ瀬に抱かれることに慣らされいてゆく日々。

    ところが、恭一に思いを寄せる会社の部下・たまきの存在が二人の関係を大きく揺るがし始め…!

    ケータイ少女誌「モバフラ」で配信された水城せとな大人気シリーズ完結編!

  3. user より:

    読み応えある続編。

    ネコにされていたのに、タチとして使われた途端オスになった大伴にトキメいた(笑)
    最後なんか「コイツ今ヶ瀬に男にしてもらったんだなぁ~」と、子供の成長を見届けたような感慨がある不思議な作品。

    いやホントに駄目男だったのに、良かったね。

    でも結局、今ヶ瀬もヘタレの駄目男だったからお似合いなのか(笑)

    感情がドロドロで頭もグチャグチャして、正解とか答えとか全く見失ってるけど。

    どんな選択をしようと、その先に絶対的な安心なんてないんだ。

    進んだ道で行きどまった時にその選択を悔やむんじゃなく、そこまでの道のりを愛おしく思える人生ならば、かなり幸せなんじゃなかろうか。

    ちなみに個人的に、キチ○イ妄想して独りで悶々と苦悩するプレイを楽しむ今ヶ瀬はかなり好きだ。

  4. user より:

    BLですよね。

    完璧なBLですよね。

    よくある解決法ではなく、汚い所を隠さず、むしろお互い見せ合って、二人で二人の関係を築いていく、その過程がすばらしいです。

  5. user より:

    今まで読んできた中で、いまがせさんが1番ねちっこくてめんどくさいゲイだなと。
    恋愛って人生の中で1番なのかなってわかんなくなってきた。
  6. ナミ♪さん より:
    前作と一緒に購入しました。。。

    うーん。


    やっぱり、主人公の優柔不断な性格にイライラしてしまって、感情移入出来ず、あいませんでした。


    評価下げてしまってすみません(^_^;)くっついたり離れたりを繰り返してばかりで、疲れてしまいました。

    でも、最後はやっと良かったと思えました。
  7. user より:

    言ってることは共感はできるけど、そのウダウダがループしすぎでちょっとうんざりしてしまいました。

    このシリーズはせつないって評判良いけど、自分にはあまりあわなかったかも。

  8. user より:

    腐女子のつぼをグイグイ押しまくる作品
    【窮鼠はチーズの夢を見る】の続編
    だが
    私はこちらを先に読んでしまった。

    そして翌日前作を読みました。

    なんども読めそう(?´д`)

  9. user より:

    前作同様、BLを超えて感動できるほどの恋愛本。
    感情移入出来すぎて、ツラくて泣けてきそうになったり、ちょっぴりムカっときたりw それが出来るほど内容の濃い本。
    今ヶ瀬も恭一も少しずつ少しずつ微妙に心情が変わっていくのでじっくり読める作品。
  10. user より:

    こういうの好きだなぁと改めて思いました。
    自分を破滅させる恋愛ってこういう感じなのかな。
    相手のこと好きすぎて、狂いそうな感じが超越して切ないです。
    不安定で重くて、すっきりしたハッピーエンドにはなりませんが、当人が手探りに見つけた幸せは最良の答えだったのだとある意味納得させられました。
    これは大人がやるからいいんです。
    大人のくせにっていうのが良い。
  11. user より:

    今ヶ瀬はネコだって信じてたああああ!
    そしてあまりの切なさに泣いた。
    切ない。
    みんな切ない。
    しかし幸せなBLなんです。
    これこそBLだな、と思った!
  12. user より:

    窮鼠~の続編。

    今ヶ瀬がめんどくさ過ぎて笑ってしまった。

    誰にも萌えなかった。

  13. user より:

    窮鼠から思っていたことだけど、どっちがタチでネコなんだ…両方か?今ヶ瀬さんの方がネコなのか?
    双方とも現実にいたら確実に面倒なタイプだけど今ヶ瀬さんのような粘着質な人に愛されてみたいと思ってしまった
  14. user より:

    ちょっとこれ落ち着いてからじゃないと書けないレベルだ……とんでもないやつだ……
    こんなに濃いBL……ボーイズでもないけどさあ…同性愛を扱った話は初めてだなあ。
    まあ単純に話の長さもあるんだけど。

    今ヶ瀬がどんどん最初の余裕なんかどっかいっちゃってダメな男になっていくところがもー、だめだよ引き返せよって思って。

    再会して恭一の家で二人で口論する場面の恭一の目の冷たさがつらい。
    引き返せなくなった今ヶ瀬もつらい。
    なんだもーーーーほんとダメ人間二人じゃん…
    でもその後普通……普通にじゃないな、抱き合って結局普通に喋ってるところで、エッさっきまであんなに冷たいやりとりしてたのにこんな会話してていいの?と思ったけど、実際はそんなもんかーと。

    読み終わって思うことは、たまきちゃん本当にいい子だったんだな。
    っていうかこいつら本当に周りの人間に恵まれてるんじゃないの? 待ってますなんて言える子って、すごいんじゃないの。

    逃げに逃げる今ヶ瀬のダメっぷりもどんどん磨きがかかっていくし、最後まで「最後まで幸せ」って描かないところが。
    いいな。
    まだ終わらないんだなこの人たちは。
    ずっと続いていくんだな。

    大抵のBLって、30前後の設定だと、結婚っていうか同棲っていうか、何かしらのゴールがあって結ばれてよかったね!
    おめでとう!
    幸せに!
    ってなるけど、これはならない。
    結ばれたのに正直素直に喜べない。
    色んな人巻き込んで自分らも傷ついて解決できてないこと多すぎ。
    でも結ばれたんだよな。
    あーーーー何とも言えないこの気分。

    そんで描きおろし?なのかな?あとがきの後の漫画がものすごく好き。
    夏生さんこの漫画の中で一番かっこいい。
    くだらない女になり下がった今ヶ瀬もいいんじゃないかなー。

  15. user より:

    情緒不安定な今ヶ瀬さんにハラハラ。
    最後の最後までドキドキハラハラが止まらない。
    とても面白かった。
    (読後ドラマCD購入)
  16. user より:

    普通の女好きを振り向かせた執念とストーリーが凄い。

    パッピーENDでもあるが不安定、なんかコミック2冊でこの密度のある物語すごいと思う。

    恋心って奥深い物なのだと知る。

  17. user より:

    遡上~続編。

    何処に向かってどう落ち着くのか、2人にとっての幸せの形が問われる。

    こういう話に出てくる女性は嫌なタイプが多いけど、この作品の女性のそれがリアルだと思う。

    CD聴いて更にエネルギー消費ww

  18. yofukasiさん より:
    いやー凄かった。

    最初から最後まで緊張感がすごすぎて、途中で休憩入れられなかった。


    読み終わって「ふぅーーー!
    」ってなった。
    尋常じゃない読み応え。
    疲れた。

    物語の運びもなかなか厳しい展開。
    でもなにより二人の言葉の応酬が重くて鋭くて。
    駆引きとは少し違うんだけど、相手のことも自分のことも奥まで探ろうとする心の動きが細部まで描かれてて、もう、読んでて痛いし苦しい。

    水城先生ありがとう。

    この先何があっても二人は離れられないんだろうと、そこは確信して読了できました。

  19. user より:

    ノンケってこうだよな、と思わされる作品。
    何度読んでもモダモダするのに、最後は、よかった...と思う一作。
    いいです。
  20. user より:

     せとなさんがBL作家じゃないからこそ描けるのか。
    このストーリーの厚さは秀逸です。
    前作からぶっ通しで読むとさらに…とにかく泣けます。
    今ヶ瀬が女々しくていらっとするとこはあるけど、恭一の葛藤がずっしりと切ない。
    そして何より…たまきちゃんがかわいそう。
    彼女の器はでかすぎる。
  21. user より:

    カテゴリーとして分けるならBLですけど
    BLにかたずけたくない!
    といって万人に進めないが
    ただこの手の作品が読める方は是非読んで欲しい作品です。

    BLに多い、なんかただ好きです。
    はい。
    俺も。
    みたいなのとは違います。

    そういうのもありだとは思うけど
    もっと葛藤とか苦しみ、切なさとかが必要だと常々思います。

    水城せとな様はけして綺麗なものだけじゃない、
    人間だからこそある苦しみとか愛とかを描くのがうまいなと思いました。

  22. user より:

    評価高いから前編と読んだけど‥そんなにハマらなかった。
    設定とかは嫌いじゃないけど‥。
  23. user より:

    ものっすごい読み応えのある恋愛マンガだった。

    精神的に余裕がある時に読まないと、ずしーーーんっ!
    と来ます。

  24. user より:

    2010年このBLがやばい!
    で1位をとっていたので興味本位で購入。

    ……したはずが、ものごっつ好みの内容でどうしようかと思った。

    だから、私はノンケとゲイのお話しが好きなんだってば。

    私は、こっちから読んでしまったけど、これから読もうという方は是非、チーズから読むべきかと。

    でも、これだけでも十分に私は楽しめた。

  25. user より:

    BLでいう、いわゆる受け攻めが入れ代わるということ、その意味、そのことによる二人の関係の変化、というか深化が見事!
    朝焼けの海のシーンが好きすぎる。
  26. user より:

    再読。
    執着しすぎる自分が嫌になっても離れられない、相手を苦しめるだけかもしれないと解っていても離れられない。
    本当に二人の心の動きが丁寧に描かれていて、いつも読んだ後には、しばしぼーっとしてしまう。
  27. user より:

    今ケ瀬は情緒不安定すぎる。
    感化されて思考がゆらゆらする。
    彼は女の子の100倍くらいややこしいなぁ…
  28. user より:

    昼ドラだ、ドロッドロの。

    だけど受けの彼の、実は臆病な素顔がすごく好きで、疲れるのに何度も読んじゃう。

    ツボを心得てるというか。
    大映的な漫画。

  29. 「恋愛」とは何か

    絵は正直苦手なんですが、内容はすごく良かったです。
    普段BL中心に読んでいるので、女性との恋愛事が多く出てくるのに多少抵抗はありましたが、現実で起こり得る「恋愛」の様々な難しさ、複雑さが描かれていて本当に面白かったです。
  30. user より:

    私の恋愛観に大きな影響を及ぼした漫画。

    恋愛は業であり、幸せになるためにするものではない。

  31. user より:

    BLって片方女にしても成立するようなお話多い気がするけど、これはまさに男同士だから生じる感情とかあったように思う。
    てか続きだったのね。
    前作も読まなきゃ。
    いや、読まなくてもおもしろかったですが。
  32. user より:

    水城さんは近年ドツボにハマり、初期作品から最近のまで大体読んだ…つもりになっていた。
    こんな名作を読み逃していたとは!
    最近の脳内ポイズンベリーや黒薔薇アリスにも通ずるところのある、私の中での水城作品の金字塔と言うにふさわしい作品だった。
    区分け的にはBLに属すると思うのだが水城さん自身はレディコミとうたっている。
    幅広い大人に向けた作品ということだろうか…男同士のエロ描写があると人に勧め辛いんだけど、ぜひ多くの人に読んで欲しいな~。
    とにかく面白かった。
    本当に面白かった。
    葛藤の描き方が見事。
    水城さんの描く心理描写がとても好きです。
  33. user より:

    BLは好きでも嫌いでもなく、読めるけれど積極的に手は出さない。
    ただこの作品はすごいと思った。

    ノンケの男と、その男をずっと好きな年下の男。

    男同志だからこその葛藤や意地や関係。

    人間らしい、醜くて必死な登場人物みんなが愛しくて泣けた。

  34. user より:

    第二弾。

    こちらはちょっと切ない感じ。

    大伴さんが変わっちゃったな。

    すこし痛いし、切ないし、暗い。

    けど、やっぱり好きだ。

    これで一応の収束を迎えたわけですが、続きが見たいです。

  35. user より:

    BL自体には興味ないけど、これは非常に面白かった。

    何度でも読みたい。

    同性でもいいから、なんて思えないけどこれくらい好きでたまらない人が私にも現れたらいいな…←

    たぶんここから作家読み始める!

    放課後保健室と黒薔薇アリスと失恋ショコラティエ読もう。

  36. user より:

    続編はなんかもう素ですね今ヶ瀬。
    最初の頃のイメージと変わりました。
    かわいすぎます!
    (笑)
    話も好きです。
    時々つっこみたくなる場面も。
  37. user より:

    改めて読むと本当にセリフの量が半端ない!
    多いですね。

    恋愛も人間関係のひとつなんだとか、
    人のことを想うのもその人のエゴなのかもとか、
    でも人とのつながりがないと生きていけないんだとか、
    そういう人生の中でいろいろ思ったり悩んだりすることが
    ぎゅうぎゅうこの中に詰まっていて、
    非常に重いマンガです。

    すごくおもしろいです。

    読むと、切なくて心動かされたり、むなしい気持ちになったり、落ち込んだり、しみじみしたりします。

    水城マンガに病みつきになります。

  38. user より:

     『俎上の鯉は二度跳ねる』である。
    物語が王道の恋愛ドラマのスタイルであること、男性は強い意志をもって読まないとセックスシーンにノックアウトされることw、などを連作の『窮鼠はチーズの夢を見る』で書いた。

     読者層と思われる腐女子と呼ばれる人たちは、おそらく男同士のサバサバした関係が好きだ。
    これは女性全般に言えることなのかもしれないが、清い憧れを感じているようにも見える。
    『窮鼠はチーズの夢を見る』と『俎上の鯉は二度跳ねる』では、この男同士の軽いやりとりが、熱烈に恋する二人(両方男)の間でも起こる。
    サバサバした関係性と、ネトネト・ウジウジした恋愛やセックスの関係性が同じ軸の上を走る。
    これは女性向け恋愛コミックらしい特徴か。

     今回よくわかったが、BLは男性が読むとかなり疲れるのかもしれない。
    同性愛者だとまた違った感想もありそうだけど、どうやら男同士のセックスシーンは、心がアラートを鳴らすらしいw

     ところでふと気になったが、BLが好きな人たちは、ハーレクインロマンスのような物語をどうとらえるのだろう。
    夢物語なところはどちらも共通しているように思うけど。

  39. user より:

    窮鼠~の続編。

    リバ展開なので苦手な方は注意!

    恋愛は業だ。
    って台詞を流され侍のくせに言っちゃうくらいに今ヶ瀬への感情が深くなっていく先輩に注目です。

    窮鼠~は今ヶ瀬の名言オンパレードだったけど、こちらは先輩の台詞に名言が多い。

    一度は読んで損の無い作品だと思います。

  40. user より:

    おもしろかった。

    びっくりするほどおもしろかった。

    BLというジャンルの作品は嫌いではないのだけれど、
    底が浅いという偏見が拭えず敬遠していた。

    だが、この作品は男同士の恋愛というフィルターを通して
    人間を描いているのが伝わってきた。

    恋愛なんて実際は全然綺麗なものじゃなくて、
    これくらいどろどろしていて、周りも自分も相手も
    傷つけながらしていくものなのだ。
    消耗するしすごく疲れる行為なのだ。

    それでも、本当はこれくらいしないとダメなのかもしれない。

    どろどろのぐちゃぐちゃでぶつかりあったからこそ
    見えてくるもの、築ける関係があるかもしれない。

    そんな関係だってありかもしれない。

    そんなふうに思わせてくれる作品でした。

  41. user より:

    これはすごいですよ。

    セリフのオンパレード。

    なんでしょ、二人芝居のような・・・
    しかし最後はぐぐぐっときます。

    次はないよ・・・

  42. user より:

    「貴方の煙草になりたかった」

    っていうセリフが出てくるんです。

    私もそう思ってた。
    いや、思ってる。

    本当、恋愛って業だなと思う。
    傑作です、コレ。
    欝度高し。

  43. user より:

    R::
    シリーズ2[窮鼠はチーズの夢を見る]
    [俎上の鯉は二度跳ねる]
    ---
    続編、ただの続編で、仲良し話なんかじゃないのが...また素敵。

    この作品はリアルだからこそリアルな感情移入が出来て切なくなれます、実際にこんな組み合わせがあったらまた違うのかもしれないですが、リアル系コンビが好きな人にとってはたまらない作品です。

    いつかの終わりが見えながらも寄り添う二人が切ないです...。

    なんだかんだでいつまでも支え合っていて欲しいです。

    それまでにお互い性格がまた変わってると思うし!

    M::
    -CD:○
    -棚:○

  44. user より:

    なんというか、ホント切なかった。

    今ヶ瀬の『好きすぎて好きすぎて狂いそうになる気持ち』とか、
    恭一が静かに「好きだった」って振り返る所とか・・・

    この数日前に、同じような状況の(いわゆる「ノンケ」な人が告白されてぐだぐだ悩むっていう)本を読んで、リアルすぎてすっきりしない気持ちでいたんだけれど(w)
    こっちはぐだぐだ悩んでるんだけれど、ギリギリな所で『読み物の世界』にとどめてくれたので、
    エンディングがあんな形だったのに気持よく読めました。

  45. user より:

    第二弾。

    こちらはちょっと切ない感じ。

    大伴さんが変わっちゃったな。

    すこし痛いし、切ないし、暗い。

    けど、やっぱり好きだ。

    これで一応の収束を迎えたわけですが、続きが見たいです。

  46. user より:

    『窮鼠はチーズの夢を見る』の続編

    久しぶりに、
    生きてて良かったー!

    腐女子やっててよかったー!

    と思えた作品です。

    もう科白回しがたまらなく好きです。

    これ、好きな人にはたまらないと思います。

    BLというよりはMLで、内容的にも大人向けだと思います。

    本編の間に挟んでいる小話も面白くおすすめです。

  47. 泣けます!

    BLは、玉石混交なジャンルなので、作品を選ばないと!
    ですが、これは、陳腐な言い方ですが、BLのジャンルを超えてますね。

    女性は、大半が、今ケ瀬サイドで読んでしまいがちな印象で、私もその1人です。

    それだけに、涙が止まりませんでした。

    ラストも、余韻に浸れますね。

  48. user より:

    おもしろかった。

    びっくりするほどおもしろかった。

    BLというジャンルの作品は嫌いではないのだけれど、
    底が浅いという偏見が拭えず敬遠していた。

    だが、この作品は男同士の恋愛というフィルターを通して
    人間を描いているのが伝わってきた。

    恋愛なんて実際は全然綺麗なものじゃなくて、
    これくらいどろどろしていて、周りも自分も相手も
    傷つけながらしていくものなのだ。
    消耗するしすごく疲れる行為なのだ。

    それでも、本当はこれくらいしないとダメなのかもしれない。

    どろどろのぐちゃぐちゃでぶつかりあったからこそ
    見えてくるもの、築ける関係があるかもしれない。

    そんな関係だってありかもしれない。

    そんなふうに思わせてくれる作品でした。

  49. user より:

    もう今更何も言うまでもない、名作ですが(笑)

    前巻は流され侍恭一の優柔不断さや流されやすさに
    イライラしましたが、今度はヒステリックで究極ネガティブな一之瀬にイライラ。

    でも嫌にはならない。
    頼むーくっついてくれー!
    と願ってしまいます。

    ヒステリックな一之瀬をまるごと包み込む恭一の男前っぷりに感服です。

    かっこいい…。
    あの流され侍が(笑)
    最後の決意も良かったです。
    最後、恭一はああ言ってますが
    紆余曲折はあるでしょうがいつまでも一緒にいてほしいものです。

  50. user より:

    ものっすごい読み応えのある恋愛マンガだった。

    精神的に余裕がある時に読まないと、ずしーーーんっ!
    と来ます。

  51. user より:

    こういうの好きだなぁと改めて思いました。
    自分を破滅させる恋愛ってこういう感じなのかな。
    相手のこと好きすぎて、狂いそうな感じが超越して切ないです。
    不安定で重くて、すっきりしたハッピーエンドにはなりませんが、当人が手探りに見つけた幸せは最良の答えだったのだとある意味納得させられました。
    これは大人がやるからいいんです。
    大人のくせにっていうのが良い。
  52. user より:

    情緒不安定な今ヶ瀬さんにハラハラ。
    最後の最後までドキドキハラハラが止まらない。
    とても面白かった。
    (読後ドラマCD購入)
  53. user より:

    私の恋愛観に大きな影響を及ぼした漫画。

    恋愛は業であり、幸せになるためにするものではない。

  54. user より:

    再読。
    執着しすぎる自分が嫌になっても離れられない、相手を苦しめるだけかもしれないと解っていても離れられない。
    本当に二人の心の動きが丁寧に描かれていて、いつも読んだ後には、しばしぼーっとしてしまう。
  55. user より:

    待ちに待った完結!

    怒濤の展開に驚いたけど、余裕のない今ヶ瀬は確かに可愛かったな。

    恭一も腹くくったら男前になった!

    こういうBLなら大歓迎だ(笑)。

  56. user より:

    BLは好きでも嫌いでもなく、読めるけれど積極的に手は出さない。
    ただこの作品はすごいと思った。

    ノンケの男と、その男をずっと好きな年下の男。

    男同志だからこその葛藤や意地や関係。

    人間らしい、醜くて必死な登場人物みんなが愛しくて泣けた。

  57. user より:

    窮鼠から思っていたことだけど、どっちがタチでネコなんだ…両方か?今ヶ瀬さんの方がネコなのか?
    双方とも現実にいたら確実に面倒なタイプだけど今ヶ瀬さんのような粘着質な人に愛されてみたいと思ってしまった
  58. user より:

    今ヶ崎の不安定さが切ない><
    恭一さんは優男からより素敵になっていて、ラストがよかったです。
  59. user より:

    作者さんが書いていたように「もし同性の人が自分の事を好きだと言ってきたら」どうなるのか。
    恭一のようにおさまるパターンはなかなか無いとは思うけど、素敵な恋愛漫画です。
    私はこの漫画を読んでリバに目覚めました。
  60. user より:

    読んでてこっちまで緊張でどきどきしてきた。

    恋愛の目を背けたくなるような部分をきっちり描いてる。

    幸せを感じるのも苦痛を感じるのも永遠ではないのにその瞬間は永遠と錯覚してしまう。

  61. user より:

    BLって片方女にしても成立するようなお話多い気がするけど、これはまさに男同士だから生じる感情とかあったように思う。
    てか続きだったのね。
    前作も読まなきゃ。
    いや、読まなくてもおもしろかったですが。
  62. user より:

    よくできたBLでした。

    ちょっと歪んだ純愛で切ない。

    後半は暗く重くちょっとイライラ。

    すぱっとしたハッピーエンドって男性同士じゃ難しいんだろうけどそこはさぁ!

    各題名の付け方は好き。

  63. user より:

    今ヶ瀬はネコだって信じてたああああ!
    そしてあまりの切なさに泣いた。
    切ない。
    みんな切ない。
    しかし幸せなBLなんです。
    これこそBLだな、と思った!
  64. user より:

    読んだ後、茫然自失ww 満たしてやれないなら自己満足だ…って、もう禿げ萌え!
    迷いと覚悟のバランスが絶妙ですセンセー!
    萌えポイントテンコモリ。
    大切なもの見つけたんじゃないかな、この二人は。
    「窮鼠はチーズの夢を見る」の続き。
    書くとネタばれ過ぎそうでww これ以上書けないけど、コミックでここまで揺さぶられたのは初めて。
  65. user より:

    今ヶ瀬はゲイなので男性にひかれる気持ちは当然。

    でも恭一はそうじゃない。

    そういう意味では恭一のほうがリスクも大きい分愛情も深いのではないかと思いながら読んでたら涙がでてきた。

  66. user より:

    俎上のドラマCDを聴いてから原作を両方読みました。

    個人的に、まあたいして読まないんですが凄く良いBL作品だなあと思います。
    レディコミ誌で連載していたと聞いたので、その所為かと思うのですが、心情が非常にリアルで葛藤やすれ違いなど、男同士の恋愛ものに触れた事のない方にも理解し易いというか、受け入れ易い話だと思います。

    ただ、どうしても、ああ、すれ違い…という感は残りますが、読みごたえがありました。
    出来たら先輩にはもっと沢山言葉で伝えてあげて欲しかったなあ。
    あと、サラっと酷い所のある男だなあと思いました。
    優しすぎる。
    来年も買ってやるとか。
    あと、今ヶ瀬の常に予防線張っている所が可愛かった。

    CDの方は原作よりも生々しいというか、人間性が激しい感じで、とてもドラマティックです。
    今ヶ瀬が原作より頭おかしい感じで私は好きです。

    作りも丁寧で良い作品でしたが、原作との違いもやはりあって、個人的にCDの方の先輩は原作よりも冷たく感じました。
    言い方のニュアンス。
    一番感じたのは、ほら来たよ、鬱陶しい返しが、って所。
    本当に鬱陶しそう。
    原作だと呆れてる感じの気がしてたんですが。

    あとはSEがあまり良くないかな。
    それと、原作を見ないと分からない視覚的な内容(ネクタイで手縛ってるのとか、ガス台の汚れ、手にキスしてる所など)が補えていなくて、それが少し残念です。
    でもCDだけの、冷めたコーヒーを離さない所は凄く好みでした。

    CDはシリアスで原作よりも冷たくて今ヶ瀬が頭おかしくて個人的にはCDの方が好みです。
    でもちょっとそれが寂しく感じたら原作を見れば結構可愛らしくて、これは一つ一つで楽しんだり、両方合わせてみたりして楽しめると思います。

    主役二人は勿論ですが、たまき役の方が上手くて上手くて。
    凄く良かった…。

    ただ、CD後編のトークはいらなかった…先輩の声でそういう事を言うなと。

  67. user より:

    普通の女好きを振り向かせた執念とストーリーが凄い。

    パッピーENDでもあるが不安定、なんかコミック2冊でこの密度のある物語すごいと思う。

    恋心って奥深い物なのだと知る。

  68. user より:

    BLですよね。

    完璧なBLですよね。

    よくある解決法ではなく、汚い所を隠さず、むしろお互い見せ合って、二人で二人の関係を築いていく、その過程がすばらしいです。

  69. user より:

    好きな1冊に続編が…。

    電子書籍で連載してたけど、やっぱり現物のコミックで読むのが好き。

    内容も期待通り。

    このブラックさがたまんない。

  70. user より:

    評価高いから前編と読んだけど‥そんなにハマらなかった。
    設定とかは嫌いじゃないけど‥。
  71. user より:

    ちょっとこれ落ち着いてからじゃないと書けないレベルだ……とんでもないやつだ……
    こんなに濃いBL……ボーイズでもないけどさあ…同性愛を扱った話は初めてだなあ。
    まあ単純に話の長さもあるんだけど。

    今ヶ瀬がどんどん最初の余裕なんかどっかいっちゃってダメな男になっていくところがもー、だめだよ引き返せよって思って。

    再会して恭一の家で二人で口論する場面の恭一の目の冷たさがつらい。
    引き返せなくなった今ヶ瀬もつらい。
    なんだもーーーーほんとダメ人間二人じゃん…
    でもその後普通……普通にじゃないな、抱き合って結局普通に喋ってるところで、エッさっきまであんなに冷たいやりとりしてたのにこんな会話してていいの?と思ったけど、実際はそんなもんかーと。

    読み終わって思うことは、たまきちゃん本当にいい子だったんだな。
    っていうかこいつら本当に周りの人間に恵まれてるんじゃないの? 待ってますなんて言える子って、すごいんじゃないの。

    逃げに逃げる今ヶ瀬のダメっぷりもどんどん磨きがかかっていくし、最後まで「最後まで幸せ」って描かないところが。
    いいな。
    まだ終わらないんだなこの人たちは。
    ずっと続いていくんだな。

    大抵のBLって、30前後の設定だと、結婚っていうか同棲っていうか、何かしらのゴールがあって結ばれてよかったね!
    おめでとう!
    幸せに!
    ってなるけど、これはならない。
    結ばれたのに正直素直に喜べない。
    色んな人巻き込んで自分らも傷ついて解決できてないこと多すぎ。
    でも結ばれたんだよな。
    あーーーー何とも言えないこの気分。

    そんで描きおろし?なのかな?あとがきの後の漫画がものすごく好き。
    夏生さんこの漫画の中で一番かっこいい。
    くだらない女になり下がった今ヶ瀬もいいんじゃないかなー。

  72. user より:

    前作同様、BLを超えて感動できるほどの恋愛本。
    感情移入出来すぎて、ツラくて泣けてきそうになったり、ちょっぴりムカっときたりw それが出来るほど内容の濃い本。
    今ヶ瀬も恭一も少しずつ少しずつ微妙に心情が変わっていくのでじっくり読める作品。
  73. user より:

    「貴方の煙草になりたかった」

    っていうセリフが出てくるんです。

    私もそう思ってた。
    いや、思ってる。

    本当、恋愛って業だなと思う。
    傑作です、コレ。
    欝度高し。

  74. user より:

    2010年このBLがやばい!
    で1位をとっていたので興味本位で購入。

    ……したはずが、ものごっつ好みの内容でどうしようかと思った。

    だから、私はノンケとゲイのお話しが好きなんだってば。

    私は、こっちから読んでしまったけど、これから読もうという方は是非、チーズから読むべきかと。

    でも、これだけでも十分に私は楽しめた。

  75. user より:

    この人のBLは女性キャラなしでは語れない。
    そして男も女もいろんな意味で迫力がある。
    この場合の迫力というのは掘り下げてその人を描こうとすることから生まれる迫力である。
  76. user より:

    ただただ、気づいたら読みながら泣いていた。

    恋愛を描いているんだけど、その恋愛が一人一人の人間のうえに乗っかっているというのかな…恭平のほころびやすい大人らしさや流されやすさ=やさしさと、今ヶ瀬の迷いのなさや潔さ=強さが恭平に全乗っかりしてるからの弱さが、人生を積み重ねてきた人間の“らしさ”になっていて。
    その二人のやりとりがすごく今の自分に響いた。

    たぶんそれは、今ヶ瀬が強くなれるのも振り回されるのも恭平さんのせい(おかげ)で、恋愛に踊らされる恋愛ではなく、相手ありきの愛を少しだけ自分がわかるようになったのかな…と思った。
    相手ありきだから途中でぼろぼろになっちゃうのも痛すぎるくらいにわかる。

    恋に恋しない漫画。
    愛を抱える人たちに読んでほしいなと思いました。

  77. user より:

    妻と離婚した恭一。
    だが今ヶ瀬との男同士の微妙な関係は、今も続いていた。

    今ヶ瀬に抱かれることに慣らされてゆく日々。
    ところが、恭一に思いを寄せる会社の部下・たまきの存在が2人の関係を大きく揺るがし始め…!

    デジタル少女まんが誌「モバフラ」で配信された、水城せとな大人気シリーズに、新作描きおろしを加えた完結編!

    今ヶ瀬との関係に溺れながらも、今ヶ瀬の気持ちに向き合うのを迷う恭一。

    恭一から欲しい濃密な時間をもらいながらも、恭一の気持ちを信じきれない今ヶ瀬。

    恭一を慕うたまきの想いに応える為、一度は今ヶ瀬を振るが、振り切れない恭一の葛藤がメインで描かれていて、今ヶ瀬が単に面倒くさい奴になっている嫌いはあるけど、若い情熱のまま相手を振り回していられない年頃に差し掛かるアラサーの男のラブストーリーとして読み応えがある完結編。

  78. user より:

    続編はなんかもう素ですね今ヶ瀬。
    最初の頃のイメージと変わりました。
    かわいすぎます!
    (笑)
    話も好きです。
    時々つっこみたくなる場面も。
  79. user より:

     『俎上の鯉は二度跳ねる』である。
    物語が王道の恋愛ドラマのスタイルであること、男性は強い意志をもって読まないとセックスシーンにノックアウトされることw、などを連作の『窮鼠はチーズの夢を見る』で書いた。

     読者層と思われる腐女子と呼ばれる人たちは、おそらく男同士のサバサバした関係が好きだ。
    これは女性全般に言えることなのかもしれないが、清い憧れを感じているようにも見える。
    『窮鼠はチーズの夢を見る』と『俎上の鯉は二度跳ねる』では、この男同士の軽いやりとりが、熱烈に恋する二人(両方男)の間でも起こる。
    サバサバした関係性と、ネトネト・ウジウジした恋愛やセックスの関係性が同じ軸の上を走る。
    これは女性向け恋愛コミックらしい特徴か。

     今回よくわかったが、BLは男性が読むとかなり疲れるのかもしれない。
    同性愛者だとまた違った感想もありそうだけど、どうやら男同士のセックスシーンは、心がアラートを鳴らすらしいw

     ところでふと気になったが、BLが好きな人たちは、ハーレクインロマンスのような物語をどうとらえるのだろう。
    夢物語なところはどちらも共通しているように思うけど。

  80. user より:

    よ、よかった…。
    前の「窮鼠はチーズの夢を見る」もよかったけどこっちもよかった…。

    まさかの今ヶ瀬が…!
    で恭一さんもかっこよかったです。
    窮鼠ではなんで今ヶ瀬はこんな男が好きなんだ?と思っていたのですが…気持ちがわかりました。
    俎上の恭一さんはすっごくかっこよかった。

    ハッピーエンドなんだけどどこか寂しい感じで…二人には幸せになってもらいたいなあ。
    なんとなく長続きしなさそうではあるんだけど…後半結構しんどかったんで…。
    BLというより「恋愛」についての作品。

  81. user より:

    読んでいたら、途中で苦しくなった。
    泣きすぎて。

    現実はこんなドラマチックなことは起こらない。

    でも、ただ好きでいることさえも難しいのは、本当の話。

  82. ナミ♪さん より:
    前作と一緒に購入しました。。。

    うーん。


    やっぱり、主人公の優柔不断な性格にイライラしてしまって、感情移入出来ず、あいませんでした。


    評価下げてしまってすみません(^_^;)くっついたり離れたりを繰り返してばかりで、疲れてしまいました。

    でも、最後はやっと良かったと思えました。
  83. user より:

    今まで読んできた中で、いまがせさんが1番ねちっこくてめんどくさいゲイだなと。
    恋愛って人生の中で1番なのかなってわかんなくなってきた。
  84. user より:

    窮鼠~の続編。

    リバ展開なので苦手な方は注意!

    恋愛は業だ。
    って台詞を流され侍のくせに言っちゃうくらいに今ヶ瀬への感情が深くなっていく先輩に注目です。

    窮鼠~は今ヶ瀬の名言オンパレードだったけど、こちらは先輩の台詞に名言が多い。

    一度は読んで損の無い作品だと思います。

  85. user より:

    読了後こんなにどっと疲れが出るコミックってなかなかないと思う。

    それくらい心理描写が巧みに描かれていて引き込まれる。

    あの流され侍だった恭一がものすごく成長した。

    きっと今ヶ瀬は3回目の言葉を言ってしまう気がするけど、ケンカしながらも仲良くずっと居てくれたらいいな。

    書き下ろしの今ヶ瀬の表情見たらこっちまで笑顔になれた。
    今ヶ瀬よかったね!

  86. user より:

    これはすごいですよ。

    セリフのオンパレード。

    なんでしょ、二人芝居のような・・・
    しかし最後はぐぐぐっときます。

    次はないよ・・・

  87. user より:

    妻と離婚した恭一。
    だが今ヶ瀬との男同士の微妙な関係は、今も続いていた。
    今ヶ瀬に抱かれることに慣らされいてゆく日々。

    ところが、恭一に思いを寄せる会社の部下・たまきの存在が二人の関係を大きく揺るがし始め…!

    ケータイ少女誌「モバフラ」で配信された水城せとな大人気シリーズ完結編!

  88. user より:

    読み応えある続編。

    ネコにされていたのに、タチとして使われた途端オスになった大伴にトキメいた(笑)
    最後なんか「コイツ今ヶ瀬に男にしてもらったんだなぁ~」と、子供の成長を見届けたような感慨がある不思議な作品。

    いやホントに駄目男だったのに、良かったね。

    でも結局、今ヶ瀬もヘタレの駄目男だったからお似合いなのか(笑)

    感情がドロドロで頭もグチャグチャして、正解とか答えとか全く見失ってるけど。

    どんな選択をしようと、その先に絶対的な安心なんてないんだ。

    進んだ道で行きどまった時にその選択を悔やむんじゃなく、そこまでの道のりを愛おしく思える人生ならば、かなり幸せなんじゃなかろうか。

    ちなみに個人的に、キチ○イ妄想して独りで悶々と苦悩するプレイを楽しむ今ヶ瀬はかなり好きだ。

  89. user より:

    「窮鼠はチーズの夢を見る」の続編。

    今ヶ瀬が去ってしまって、恭一は会社の女の子、たまきと付き合い始める。

    たまきはすごくいい子で、恭一はこのまま彼女と再婚をするんだろうと思い始めるが、
    やはり心の中に今ヶ瀬がずっと残っていて、今ヶ瀬がおいていった灰皿を捨てられない。

    たまきはストーカーされるようになり、探偵に依頼したら、それが今ヶ瀬だった。

    そして二人は再会して・・・

    って話。

    原作と映画とは違うエンディングになるんですが、
    正直、どっちもめっちゃ好き。

    ずっと好き好きいわれていた恭一が、急に今ヶ瀬がいなくなって今度は追うようになるのもいい。

    「窮鼠~~」も「俎上の~~」も、BLレーベルから出版されてはいないけど、エロはかなり強め。
    BL慣れしてない友人は途中で断念してました。

  90. 愛とは

    何度も何度も何度も

    先が読めない。

    ハラハラする

    幸せと

    妬みと

    猜疑心

    いろんな感情が顔を出す大人の恋愛ストーリー。
    ふたりのその後が、読みたい!

  91. user より:

    遡上~続編。

    何処に向かってどう落ち着くのか、2人にとっての幸せの形が問われる。

    こういう話に出てくる女性は嫌なタイプが多いけど、この作品の女性のそれがリアルだと思う。

    CD聴いて更にエネルギー消費ww

  92. user より:

    言ってることは共感はできるけど、そのウダウダがループしすぎでちょっとうんざりしてしまいました。

    このシリーズはせつないって評判良いけど、自分にはあまりあわなかったかも。

  93. 「恋愛」とは何か

    絵は正直苦手なんですが、内容はすごく良かったです。
    普段BL中心に読んでいるので、女性との恋愛事が多く出てくるのに多少抵抗はありましたが、現実で起こり得る「恋愛」の様々な難しさ、複雑さが描かれていて本当に面白かったです。
  94. user より:

    相手が男にしろ女にしろ、本当のところ自分をどう思ってるのかなんて誰にも分からないと思うんです。

    スキだって言うんなら好かれてると信じるしかない。

    それとも、今ヶ瀬のように、疑心暗鬼になって相手をとことん追い詰めるのもアリかな。

    死ぬほど恭一が好きなくせに、身を引くような真似をしたり、将来に失望したり。

    そんな真似するから、今ヶ瀬かなり重たい男になってます。
    でも、恭一にとってはそんな彼にとことん追い詰められて、結局よかったんじゃないかとも感じますが。
    でなくちゃ、一生適当な恋愛に終始して、気がついたらひとり、って気がします。

    常識的な壁を突き破った時点で、もう今ヶ瀬のこと愛していることにはっきり気付いていたはずなのに、まさかの全否定で、まだ拘ってるぐるぐる感。

    本人は口では否定しているけど、はっきり言って体は正直だった。
    こんな能動的なリバを見るなんて。
    Sな恭一はすごーく男前にみえました…Hシーンがどれもエロすぎです。

    涙腺にくる場面が多くて、とてもじゃないけど心臓の弱い私なんかハラハラドキドキで落ち着く心が保てないまま読破。
    疲れた。

    シビアな内容でした。

    間に「黒猫、あくびをする」のSS挟んでなかったら、心臓発作起こすところだった。

    あとがき後の今ヶ瀬と夏生のショートで、癒されたけど。

    男同士の恋愛と、心の葛藤をこれでもかと描ききったこの作品、重くて深くて、エロスたっぷりでした。
    多分忘れられないです。

  95. user より:

    渉が恭一にヨリを戻そうと吹っかけるシーンより、たまきの「頭を真っ二つに割って、右側をください。
    恭一さんは右利きだから、左側でもいいよ』っていう台詞の方に涙腺崩壊。
    たしかに感動はしたけれど、やっぱこうなるのか感がマックス。
    あと、なんでこんなのもBLは濡れ場が多いかねw
  96. user より:

    女性が出てくるBLがとにかく好きな私にとって、お気に入りシリーズの2巻。
    もともとレディコミで連載されていただけあって、恋愛のドロドロな部分も書かれていていい感じ。
    友人に面白いBLない?と聞かれたら絶対にオススメする一冊。
  97. user より:

    正直、かなり最後まで恭一が好きになれなかった。

    なんでこんなにも優柔不断なのかとイライラして、今ヶ瀬が報われていない感じが可哀想でしょうがなかった。

    でも、一番最後の腹括った恭一を見て「ああそうか、この人は現実見つめてる人だったんだな」となんか凄い納得した。

    BLはファンタジーとは良く聞く文言だけれど、設定が特異(現状において同性愛が異質な恋愛形態であることは純然たる事実だと思う、偏見とか抜きに)だからこそ、そこに書かれている心の揺れだとかはリアルであるべきなんだなと感じた。
    だってそこがウソ臭かったら、本当に単なる法螺話でしかないし。
    (そういうのも多いけど)
    絡み自体というよりも、様々な制約の多い状況の中でどういう関係性を作っていくかっていうのがBLの一番面白いところなんではないかと。

    だから恭一がなかなか踏ん切りつかなかったのもそらしょうがないな、と読み終わってから思った。
    そんな簡単に越えられる壁ではないからこそ現実見つめてあそこまでもだもだしてたんだなと。

    んで、その現実見てるって意味でもこの作品の終わり方はいいなと思った。

    「二人は幸せになりましためでたしめでたし。
    」なんて現実にはそうそうあり得ない。
    (あり得ないから皆物語の中で楽しむんだろうけど。
    私含め)
    この後どうなるかは分からない、二人の関係性が完結してないっていうのが、この作品の一番面白いところなんじゃないだろうか。

    なんか長々書いちゃった・・・。
    また書き直すかも。

  98. user より:

    BL初心者でしたが、非常に魅了されました。
    愛なんだかよくわからないところまでドロドロに溶けた二人が行き着いた先は、微かですが光があるような気がしました。
  99. user より:

    離れるの?くっつくの?やっぱり別れるの?…ここまでハラハラさせられるとは思いもよりませんでした(笑)とにかく上手く収まってくれて良かった。
  100. user より:

    窮鼠と合わせて。

    BLだからと避けて通るのは勿体ない。

    とても重いけれどそれだからこそ演出できたリアルがあると思う。

    また読者に媚びてない、描ききった雰囲気に好感と尊敬。

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