妻と離婚した恭一(きょういち)。
だが今ヶ瀬(いまがせ)との男同士の微妙な関係は、今も続いていた。
今ヶ瀬に抱かれることに慣らされてゆく日々。
ところが、恭一に思いを寄せる会社の部下・たまきの存在が2人の関係を大きく揺るがし始め…!
ケータイ少女誌「モバフラ」で配信された水城せとな大人気シリーズ完結編!
●収録作品/憂鬱バタフライ/黒猫、あくびをする《―新作描きおろし―》/梟/俎上の鯉は二度跳ねる
妻と離婚した恭一(きょういち)。
だが今ヶ瀬(いまがせ)との男同士の微妙な関係は、今も続いていた。
今ヶ瀬に抱かれることに慣らされてゆく日々。
ところが、恭一に思いを寄せる会社の部下・たまきの存在が2人の関係を大きく揺るがし始め…!
ケータイ少女誌「モバフラ」で配信された水城せとな大人気シリーズ完結編!
●収録作品/憂鬱バタフライ/黒猫、あくびをする《―新作描きおろし―》/梟/俎上の鯉は二度跳ねる
コメント
恭一のようにおさまるパターンはなかなか無いとは思うけど、素敵な恋愛漫画です。
私はこの漫画を読んでリバに目覚めました。
愛とは
先が読めない。
ハラハラする
幸せと
妬みと
猜疑心
いろんな感情が顔を出す大人の恋愛ストーリー。
ふたりのその後が、読みたい!
何処に向かってどう落ち着くのか、2人にとっての幸せの形が問われる。
こういう話に出てくる女性は嫌なタイプが多いけど、この作品の女性のそれがリアルだと思う。
CD聴いて更にエネルギー消費ww
それくらい心理描写が巧みに描かれていて引き込まれる。
あの流され侍だった恭一がものすごく成長した。
きっと今ヶ瀬は3回目の言葉を言ってしまう気がするけど、ケンカしながらも仲良くずっと居てくれたらいいな。
書き下ろしの今ヶ瀬の表情見たらこっちまで笑顔になれた。
今ヶ瀬よかったね!
朝焼けの海のシーンが好きすぎる。
おすすめ
「窮鼠はチーズの夢を見る」のあとにどうぞ。
私は紙でも持ってるし他サイトでも持ってるし数えきれないほど読み返してきた作品なんですが、今また心揺さぶられ涙腺パンチ食らいました。
痛々しいのに誰の気持ちにも共感できるのは作者様のすごさなんだろうな。
進むも退くも地獄という描写がホント秀逸。
ただ一点、例の車内で「人魚」に恭一が反応してることには違和感があり、恭一の思考というより女性作家さんの思考だなと思っちゃいますけど…そんなことないですかね。
いやぁ、それにしてもその後の展開も見事。
息が止まりそうな台詞はたくさんあるんですが、たまきの「恭一さんの片想いなんですね」には脱帽です。
恭一にしてみればまさにそうなのに、そんな彼の気持ちが今ヶ瀬にわかるはずないんですよね。
彼等がこの先どうなったか、今どうしてるか、本当に気になります。
ちなみにこのたびコンプライアンスの関係でエロ以外の部分もやや修正あって、「窮鼠」のほうには私はちょっと気になる変更点があったものの、「俎上」は気にならなかったです。
読んでて気持ちがグリグリえぐられる感じでした。
前作以上にドロンドロンで読むのにエネルギー消費しましたが、でも、それだけに良作。
ラストも妙にリアルで、2人が少しでも幸せなら良いと思えました。
前作と一緒に購入しました。。。
。
。
やっぱり、主人公の優柔不断な性格にイライラしてしまって、感情移入出来ず、あいませんでした。
。
。
評価下げてしまってすみません(^_^;)くっついたり離れたりを繰り返してばかりで、疲れてしまいました。
。
でも、最後はやっと良かったと思えました。
セリフのオンパレード。
なんでしょ、二人芝居のような・・・
しかし最後はぐぐぐっときます。
次はないよ・・・
「過ぎる」ということは何においても悪い結末しか呼ばないと思う。
二人がずっと幸せでありますように。
完璧なBLですよね。
よくある解決法ではなく、汚い所を隠さず、むしろお互い見せ合って、二人で二人の関係を築いていく、その過程がすばらしいです。
執着しすぎる自分が嫌になっても離れられない、相手を苦しめるだけかもしれないと解っていても離れられない。
本当に二人の心の動きが丁寧に描かれていて、いつも読んだ後には、しばしぼーっとしてしまう。
泣いたし。
疲れた分おもしろかったです。
物語が王道の恋愛ドラマのスタイルであること、男性は強い意志をもって読まないとセックスシーンにノックアウトされることw、などを連作の『窮鼠はチーズの夢を見る』で書いた。
読者層と思われる腐女子と呼ばれる人たちは、おそらく男同士のサバサバした関係が好きだ。
これは女性全般に言えることなのかもしれないが、清い憧れを感じているようにも見える。
『窮鼠はチーズの夢を見る』と『俎上の鯉は二度跳ねる』では、この男同士の軽いやりとりが、熱烈に恋する二人(両方男)の間でも起こる。
サバサバした関係性と、ネトネト・ウジウジした恋愛やセックスの関係性が同じ軸の上を走る。
これは女性向け恋愛コミックらしい特徴か。
今回よくわかったが、BLは男性が読むとかなり疲れるのかもしれない。
同性愛者だとまた違った感想もありそうだけど、どうやら男同士のセックスシーンは、心がアラートを鳴らすらしいw
ところでふと気になったが、BLが好きな人たちは、ハーレクインロマンスのような物語をどうとらえるのだろう。
夢物語なところはどちらも共通しているように思うけど。
っていうセリフが出てくるんです。
私もそう思ってた。
いや、思ってる。
本当、恋愛って業だなと思う。
傑作です、コレ。
欝度高し。
「恋愛」とは何か
普段BL中心に読んでいるので、女性との恋愛事が多く出てくるのに多少抵抗はありましたが、現実で起こり得る「恋愛」の様々な難しさ、複雑さが描かれていて本当に面白かったです。
シリーズ2[窮鼠はチーズの夢を見る]
[俎上の鯉は二度跳ねる]
---
続編、ただの続編で、仲良し話なんかじゃないのが...また素敵。
この作品はリアルだからこそリアルな感情移入が出来て切なくなれます、実際にこんな組み合わせがあったらまた違うのかもしれないですが、リアル系コンビが好きな人にとってはたまらない作品です。
いつかの終わりが見えながらも寄り添う二人が切ないです...。
なんだかんだでいつまでも支え合っていて欲しいです。
それまでにお互い性格がまた変わってると思うし!
M::
-CD:○
-棚:○
前の「窮鼠はチーズの夢を見る」もよかったけどこっちもよかった…。
まさかの今ヶ瀬が…!
で恭一さんもかっこよかったです。
窮鼠ではなんで今ヶ瀬はこんな男が好きなんだ?と思っていたのですが…気持ちがわかりました。
俎上の恭一さんはすっごくかっこよかった。
ハッピーエンドなんだけどどこか寂しい感じで…二人には幸せになってもらいたいなあ。
なんとなく長続きしなさそうではあるんだけど…後半結構しんどかったんで…。
BLというより「恋愛」についての作品。
読んでいると胸に突き刺さる
ボーイズラブというよりは、ゲイとゲイでない人の物語だった。
まあBL作品読んだのはこれと前作が初めてだけど
ぐちゃぐちゃのボロボロになってもそれでも相手が好きで好きでしょうがなくて幸せになんかなれなくてもそんなの関係なく求めてしまう。
それが恋なのだろうか、それも恋なのかもしれない。
人の心ってままならないよねぇ~
感化されて思考がゆらゆらする。
彼は女の子の100倍くらいややこしいなぁ…
BLにかたずけたくない!
といって万人に進めないが
ただこの手の作品が読める方は是非読んで欲しい作品です。
BLに多い、なんかただ好きです。
はい。
俺も。
みたいなのとは違います。
そういうのもありだとは思うけど
もっと葛藤とか苦しみ、切なさとかが必要だと常々思います。
水城せとな様はけして綺麗なものだけじゃない、
人間だからこそある苦しみとか愛とかを描くのがうまいなと思いました。
泣けます!
ですが、これは、陳腐な言い方ですが、BLのジャンルを超えてますね。
女性は、大半が、今ケ瀬サイドで読んでしまいがちな印象で、私もその1人です。
それだけに、涙が止まりませんでした。
ラストも、余韻に浸れますね。
リバ展開なので苦手な方は注意!
恋愛は業だ。
って台詞を流され侍のくせに言っちゃうくらいに今ヶ瀬への感情が深くなっていく先輩に注目です。
窮鼠~は今ヶ瀬の名言オンパレードだったけど、こちらは先輩の台詞に名言が多い。
一度は読んで損の無い作品だと思います。
だが今ヶ瀬との男同士の微妙な関係は、今も続いていた。
今ヶ瀬に抱かれることに慣らされてゆく日々。
ところが、恭一に思いを寄せる会社の部下・たまきの存在が2人の関係を大きく揺るがし始め…!
デジタル少女まんが誌「モバフラ」で配信された、水城せとな大人気シリーズに、新作描きおろしを加えた完結編!
今ヶ瀬との関係に溺れながらも、今ヶ瀬の気持ちに向き合うのを迷う恭一。
恭一から欲しい濃密な時間をもらいながらも、恭一の気持ちを信じきれない今ヶ瀬。
恭一を慕うたまきの想いに応える為、一度は今ヶ瀬を振るが、振り切れない恭一の葛藤がメインで描かれていて、今ヶ瀬が単に面倒くさい奴になっている嫌いはあるけど、若い情熱のまま相手を振り回していられない年頃に差し掛かるアラサーの男のラブストーリーとして読み応えがある完結編。
何度読んでもモダモダするのに、最後は、よかった...と思う一作。
いいです。
パッピーENDでもあるが不安定、なんかコミック2冊でこの密度のある物語すごいと思う。
恋心って奥深い物なのだと知る。
「あんまりにも相手を好きになりすぎると、自分の形が保てなくなって壊れるんですよ」
「…それは……俺が思い上がって幸せに難癖つけたから…」
「お前の神様ってネガティヴでヒステリー持ちだろ? 信じるなよ ソレ」
最後の最後までドキドキハラハラが止まらない。
とても面白かった。
(読後ドラマCD購入)
前巻は流され侍恭一の優柔不断さや流されやすさに
イライラしましたが、今度はヒステリックで究極ネガティブな一之瀬にイライラ。
でも嫌にはならない。
頼むーくっついてくれー!
と願ってしまいます。
ヒステリックな一之瀬をまるごと包み込む恭一の男前っぷりに感服です。
かっこいい…。
あの流され侍が(笑)
最後の決意も良かったです。
最後、恭一はああ言ってますが
紆余曲折はあるでしょうがいつまでも一緒にいてほしいものです。
ただこの作品はすごいと思った。
ノンケの男と、その男をずっと好きな年下の男。
男同志だからこその葛藤や意地や関係。
人間らしい、醜くて必死な登場人物みんなが愛しくて泣けた。
でも恭一はそうじゃない。
そういう意味では恭一のほうがリスクも大きい分愛情も深いのではないかと思いながら読んでたら涙がでてきた。
何度でも読みたい。
同性でもいいから、なんて思えないけどこれくらい好きでたまらない人が私にも現れたらいいな…←
たぶんここから作家読み始める!
放課後保健室と黒薔薇アリスと失恋ショコラティエ読もう。
もともとレディコミで連載されていただけあって、恋愛のドロドロな部分も書かれていていい感じ。
友人に面白いBLない?と聞かれたら絶対にオススメする一冊。
今ヶ瀬が去ってしまって、恭一は会社の女の子、たまきと付き合い始める。
たまきはすごくいい子で、恭一はこのまま彼女と再婚をするんだろうと思い始めるが、
やはり心の中に今ヶ瀬がずっと残っていて、今ヶ瀬がおいていった灰皿を捨てられない。
たまきはストーカーされるようになり、探偵に依頼したら、それが今ヶ瀬だった。
そして二人は再会して・・・
って話。
原作と映画とは違うエンディングになるんですが、
正直、どっちもめっちゃ好き。
ずっと好き好きいわれていた恭一が、急に今ヶ瀬がいなくなって今度は追うようになるのもいい。
「窮鼠~~」も「俎上の~~」も、BLレーベルから出版されてはいないけど、エロはかなり強め。
BL慣れしてない友人は途中で断念してました。
だけど受けの彼の、実は臆病な素顔がすごく好きで、疲れるのに何度も読んじゃう。
ツボを心得てるというか。
大映的な漫画。
怒濤の展開に驚いたけど、余裕のない今ヶ瀬は確かに可愛かったな。
恭一も腹くくったら男前になった!
こういうBLなら大歓迎だ(笑)。
迷いと覚悟のバランスが絶妙ですセンセー!
萌えポイントテンコモリ。
大切なもの見つけたんじゃないかな、この二人は。
「窮鼠はチーズの夢を見る」の続き。
書くとネタばれ過ぎそうでww これ以上書けないけど、コミックでここまで揺さぶられたのは初めて。
そして男も女もいろんな意味で迫力がある。
この場合の迫力というのは掘り下げてその人を描こうとすることから生まれる迫力である。
双方とも現実にいたら確実に面倒なタイプだけど今ヶ瀬さんのような粘着質な人に愛されてみたいと思ってしまった
恭一さんは優男からより素敵になっていて、ラストがよかったです。
前作は今ヶ瀬が恭一をおいつめる話だとしたら、今作は逆です。
なにやら成長してかっこいい恭一が今ヶ瀬に迫っていました。
相変わらず恭一にベタ惚れな今ヶ瀬が恭一にきゅんきゅんしてて可愛いです。
奥さん妄想にはとてもほほえましい気持ちになりました。
リバ苦手な人は注意!
BLが苦手な人にも読める&読んで頂きたい秀逸作。
http://blogs.yahoo.co.jp/nangokubooks/36241588.html
好き合うだけで上手くいくものではないのが本当の恋愛なんですかね。
男女でも成立するようなBLが多い中で密度の濃い話を読むことができてよかったと思ってます。
ちょっと歪んだ純愛で切ない。
後半は暗く重くちょっとイライラ。
すぱっとしたハッピーエンドって男性同士じゃ難しいんだろうけどそこはさぁ!
各題名の付け方は好き。
電子書籍で連載してたけど、やっぱり現物のコミックで読むのが好き。
内容も期待通り。
このブラックさがたまんない。
だから恭一の心が今ヶ瀬に対してしっかり根っこを張れば、今ヶ瀬の不安定さも解消されるかな。
ま、あとがきにある今ヶ瀬見てれば大丈夫そうですがwww 何回読んでも二人のリバーシブルなHに萌えます♪
ノンケの男を好きになるって、絶望的な想いなんだろうなぁ。
不覚にも泣きそうになった。
びっくりするほどおもしろかった。
BLというジャンルの作品は嫌いではないのだけれど、
底が浅いという偏見が拭えず敬遠していた。
だが、この作品は男同士の恋愛というフィルターを通して
人間を描いているのが伝わってきた。
恋愛なんて実際は全然綺麗なものじゃなくて、
これくらいどろどろしていて、周りも自分も相手も
傷つけながらしていくものなのだ。
消耗するしすごく疲れる行為なのだ。
それでも、本当はこれくらいしないとダメなのかもしれない。
どろどろのぐちゃぐちゃでぶつかりあったからこそ
見えてくるもの、築ける関係があるかもしれない。
そんな関係だってありかもしれない。
そんなふうに思わせてくれる作品でした。
恋愛を描いているんだけど、その恋愛が一人一人の人間のうえに乗っかっているというのかな…恭平のほころびやすい大人らしさや流されやすさ=やさしさと、今ヶ瀬の迷いのなさや潔さ=強さが恭平に全乗っかりしてるからの弱さが、人生を積み重ねてきた人間の“らしさ”になっていて。
その二人のやりとりがすごく今の自分に響いた。
たぶんそれは、今ヶ瀬が強くなれるのも振り回されるのも恭平さんのせい(おかげ)で、恋愛に踊らされる恋愛ではなく、相手ありきの愛を少しだけ自分がわかるようになったのかな…と思った。
相手ありきだから途中でぼろぼろになっちゃうのも痛すぎるくらいにわかる。
恋に恋しない漫画。
愛を抱える人たちに読んでほしいなと思いました。
感情移入出来すぎて、ツラくて泣けてきそうになったり、ちょっぴりムカっときたりw それが出来るほど内容の濃い本。
今ヶ瀬も恭一も少しずつ少しずつ微妙に心情が変わっていくのでじっくり読める作品。
精神的に余裕がある時に読まないと、ずしーーーんっ!
と来ます。
とにかく止まらない止まらない!
2冊で合計3時間、没頭して読みふけりました。
コミックは結構分厚いんですけど、早く次!
どうなるの!
でも読み終わるのが勿体ない!
っていう妙な感覚になります。
こんな名作が2冊で1000円以下で読めるなんて。
。
。
読み終わったら、いろんなその後を妄想してしまいました。
ちなみに題名が読めなかった…
なんでこんなにも優柔不断なのかとイライラして、今ヶ瀬が報われていない感じが可哀想でしょうがなかった。
でも、一番最後の腹括った恭一を見て「ああそうか、この人は現実見つめてる人だったんだな」となんか凄い納得した。
BLはファンタジーとは良く聞く文言だけれど、設定が特異(現状において同性愛が異質な恋愛形態であることは純然たる事実だと思う、偏見とか抜きに)だからこそ、そこに書かれている心の揺れだとかはリアルであるべきなんだなと感じた。
だってそこがウソ臭かったら、本当に単なる法螺話でしかないし。
(そういうのも多いけど)
絡み自体というよりも、様々な制約の多い状況の中でどういう関係性を作っていくかっていうのがBLの一番面白いところなんではないかと。
だから恭一がなかなか踏ん切りつかなかったのもそらしょうがないな、と読み終わってから思った。
そんな簡単に越えられる壁ではないからこそ現実見つめてあそこまでもだもだしてたんだなと。
んで、その現実見てるって意味でもこの作品の終わり方はいいなと思った。
「二人は幸せになりましためでたしめでたし。
」なんて現実にはそうそうあり得ない。
(あり得ないから皆物語の中で楽しむんだろうけど。
私含め)
この後どうなるかは分からない、二人の関係性が完結してないっていうのが、この作品の一番面白いところなんじゃないだろうか。
なんか長々書いちゃった・・・。
また書き直すかも。
いやー凄かった。
。
。
読み終わって「ふぅーーー!
」ってなった。
尋常じゃない読み応え。
疲れた。
物語の運びもなかなか厳しい展開。
でもなにより二人の言葉の応酬が重くて鋭くて。
駆引きとは少し違うんだけど、相手のことも自分のことも奥まで探ろうとする心の動きが細部まで描かれてて、もう、読んでて痛いし苦しい。
水城先生ありがとう。
この先何があっても二人は離れられないんだろうと、そこは確信して読了できました。
愛なんだかよくわからないところまでドロドロに溶けた二人が行き着いた先は、微かですが光があるような気がしました。
そして男も女もいろんな意味で迫力がある。
この場合の迫力というのは掘り下げてその人を描こうとすることから生まれる迫力である。
もともとレディコミで連載されていただけあって、恋愛のドロドロな部分も書かれていていい感じ。
友人に面白いBLない?と聞かれたら絶対にオススメする一冊。
愛とは
先が読めない。
ハラハラする
幸せと
妬みと
猜疑心
いろんな感情が顔を出す大人の恋愛ストーリー。
ふたりのその後が、読みたい!
「過ぎる」ということは何においても悪い結末しか呼ばないと思う。
二人がずっと幸せでありますように。
好き合うだけで上手くいくものではないのが本当の恋愛なんですかね。
男女でも成立するようなBLが多い中で密度の濃い話を読むことができてよかったと思ってます。
前の「窮鼠はチーズの夢を見る」もよかったけどこっちもよかった…。
まさかの今ヶ瀬が…!
で恭一さんもかっこよかったです。
窮鼠ではなんで今ヶ瀬はこんな男が好きなんだ?と思っていたのですが…気持ちがわかりました。
俎上の恭一さんはすっごくかっこよかった。
ハッピーエンドなんだけどどこか寂しい感じで…二人には幸せになってもらいたいなあ。
なんとなく長続きしなさそうではあるんだけど…後半結構しんどかったんで…。
BLというより「恋愛」についての作品。
BLが苦手な人にも読める&読んで頂きたい秀逸作。
http://blogs.yahoo.co.jp/nangokubooks/36241588.html
滅多に付けない5点満点です。
ちょっと読後感すっきりさわやかとはイカンけど(汗)まあ、これでいいのかな。
読んでて気持ちがグリグリえぐられる感じでした。
前作以上にドロンドロンで読むのにエネルギー消費しましたが、でも、それだけに良作。
ラストも妙にリアルで、2人が少しでも幸せなら良いと思えました。
なんでこんなにも優柔不断なのかとイライラして、今ヶ瀬が報われていない感じが可哀想でしょうがなかった。
でも、一番最後の腹括った恭一を見て「ああそうか、この人は現実見つめてる人だったんだな」となんか凄い納得した。
BLはファンタジーとは良く聞く文言だけれど、設定が特異(現状において同性愛が異質な恋愛形態であることは純然たる事実だと思う、偏見とか抜きに)だからこそ、そこに書かれている心の揺れだとかはリアルであるべきなんだなと感じた。
だってそこがウソ臭かったら、本当に単なる法螺話でしかないし。
(そういうのも多いけど)
絡み自体というよりも、様々な制約の多い状況の中でどういう関係性を作っていくかっていうのがBLの一番面白いところなんではないかと。
だから恭一がなかなか踏ん切りつかなかったのもそらしょうがないな、と読み終わってから思った。
そんな簡単に越えられる壁ではないからこそ現実見つめてあそこまでもだもだしてたんだなと。
んで、その現実見てるって意味でもこの作品の終わり方はいいなと思った。
「二人は幸せになりましためでたしめでたし。
」なんて現実にはそうそうあり得ない。
(あり得ないから皆物語の中で楽しむんだろうけど。
私含め)
この後どうなるかは分からない、二人の関係性が完結してないっていうのが、この作品の一番面白いところなんじゃないだろうか。
なんか長々書いちゃった・・・。
また書き直すかも。
自分を心底愛してくれるゲイ。
迷い揺れるノンケの心。
あ、勿論BLです。
一応、ストレートな男子目線で読むと、普通に女性エンドでみんな幸せでよかったと思ってしまうんだが、BL作品である以上・・・イケメン二人の結末が幸せな方がよいのであろう。
前作より、男の絡みが増量され、直接表現がお好みの層の需要に応える仕様。
男の純愛、受け入れる愛。
内容に関してあまり語っていないが、前作を突き進めた形。
喧嘩して愛を深める。
女性の影、男性の影。
泣いたし。
疲れた分おもしろかったです。
おすすめ
「窮鼠はチーズの夢を見る」のあとにどうぞ。
私は紙でも持ってるし他サイトでも持ってるし数えきれないほど読み返してきた作品なんですが、今また心揺さぶられ涙腺パンチ食らいました。
痛々しいのに誰の気持ちにも共感できるのは作者様のすごさなんだろうな。
進むも退くも地獄という描写がホント秀逸。
ただ一点、例の車内で「人魚」に恭一が反応してることには違和感があり、恭一の思考というより女性作家さんの思考だなと思っちゃいますけど…そんなことないですかね。
いやぁ、それにしてもその後の展開も見事。
息が止まりそうな台詞はたくさんあるんですが、たまきの「恭一さんの片想いなんですね」には脱帽です。
恭一にしてみればまさにそうなのに、そんな彼の気持ちが今ヶ瀬にわかるはずないんですよね。
彼等がこの先どうなったか、今どうしてるか、本当に気になります。
ちなみにこのたびコンプライアンスの関係でエロ以外の部分もやや修正あって、「窮鼠」のほうには私はちょっと気になる変更点があったものの、「俎上」は気にならなかったです。
恋愛を描いているんだけど、その恋愛が一人一人の人間のうえに乗っかっているというのかな…恭平のほころびやすい大人らしさや流されやすさ=やさしさと、今ヶ瀬の迷いのなさや潔さ=強さが恭平に全乗っかりしてるからの弱さが、人生を積み重ねてきた人間の“らしさ”になっていて。
その二人のやりとりがすごく今の自分に響いた。
たぶんそれは、今ヶ瀬が強くなれるのも振り回されるのも恭平さんのせい(おかげ)で、恋愛に踊らされる恋愛ではなく、相手ありきの愛を少しだけ自分がわかるようになったのかな…と思った。
相手ありきだから途中でぼろぼろになっちゃうのも痛すぎるくらいにわかる。
恋に恋しない漫画。
愛を抱える人たちに読んでほしいなと思いました。
でも恭一はそうじゃない。
そういう意味では恭一のほうがリスクも大きい分愛情も深いのではないかと思いながら読んでたら涙がでてきた。
久しぶりに、
生きてて良かったー!
腐女子やっててよかったー!
と思えた作品です。
もう科白回しがたまらなく好きです。
これ、好きな人にはたまらないと思います。
BLというよりはMLで、内容的にも大人向けだと思います。
本編の間に挟んでいる小話も面白くおすすめです。
ノンケの男を好きになるって、絶望的な想いなんだろうなぁ。
不覚にも泣きそうになった。
「あんまりにも相手を好きになりすぎると、自分の形が保てなくなって壊れるんですよ」
「…それは……俺が思い上がって幸せに難癖つけたから…」
「お前の神様ってネガティヴでヒステリー持ちだろ? 信じるなよ ソレ」
だから恭一の心が今ヶ瀬に対してしっかり根っこを張れば、今ヶ瀬の不安定さも解消されるかな。
ま、あとがきにある今ヶ瀬見てれば大丈夫そうですがwww 何回読んでも二人のリバーシブルなHに萌えます♪
泣けます!
ですが、これは、陳腐な言い方ですが、BLのジャンルを超えてますね。
女性は、大半が、今ケ瀬サイドで読んでしまいがちな印象で、私もその1人です。
それだけに、涙が止まりませんでした。
ラストも、余韻に浸れますね。
正直、読了後えらい疲れた…。
互いが互いに片想いをしているような、コントロールできない
感情に振り回されているような、こんな風に人を愛してしまったら
すごく苦しいだろうな。
愛なんだかよくわからないところまでドロドロに溶けた二人が行き着いた先は、微かですが光があるような気がしました。
恭一のようにおさまるパターンはなかなか無いとは思うけど、素敵な恋愛漫画です。
私はこの漫画を読んでリバに目覚めました。
今ヶ瀬の『好きすぎて好きすぎて狂いそうになる気持ち』とか、
恭一が静かに「好きだった」って振り返る所とか・・・
この数日前に、同じような状況の(いわゆる「ノンケ」な人が告白されてぐだぐだ悩むっていう)本を読んで、リアルすぎてすっきりしない気持ちでいたんだけれど(w)
こっちはぐだぐだ悩んでるんだけれど、ギリギリな所で『読み物の世界』にとどめてくれたので、
エンディングがあんな形だったのに気持よく読めました。
ちょっと歪んだ純愛で切ない。
後半は暗く重くちょっとイライラ。
すぱっとしたハッピーエンドって男性同士じゃ難しいんだろうけどそこはさぁ!
各題名の付け方は好き。
スキだって言うんなら好かれてると信じるしかない。
それとも、今ヶ瀬のように、疑心暗鬼になって相手をとことん追い詰めるのもアリかな。
死ぬほど恭一が好きなくせに、身を引くような真似をしたり、将来に失望したり。
そんな真似するから、今ヶ瀬かなり重たい男になってます。
でも、恭一にとってはそんな彼にとことん追い詰められて、結局よかったんじゃないかとも感じますが。
でなくちゃ、一生適当な恋愛に終始して、気がついたらひとり、って気がします。
常識的な壁を突き破った時点で、もう今ヶ瀬のこと愛していることにはっきり気付いていたはずなのに、まさかの全否定で、まだ拘ってるぐるぐる感。
本人は口では否定しているけど、はっきり言って体は正直だった。
こんな能動的なリバを見るなんて。
Sな恭一はすごーく男前にみえました…Hシーンがどれもエロすぎです。
涙腺にくる場面が多くて、とてもじゃないけど心臓の弱い私なんかハラハラドキドキで落ち着く心が保てないまま読破。
疲れた。
シビアな内容でした。
間に「黒猫、あくびをする」のSS挟んでなかったら、心臓発作起こすところだった。
あとがき後の今ヶ瀬と夏生のショートで、癒されたけど。
男同士の恋愛と、心の葛藤をこれでもかと描ききったこの作品、重くて深くて、エロスたっぷりでした。
多分忘れられないです。
個人的に、まあたいして読まないんですが凄く良いBL作品だなあと思います。
レディコミ誌で連載していたと聞いたので、その所為かと思うのですが、心情が非常にリアルで葛藤やすれ違いなど、男同士の恋愛ものに触れた事のない方にも理解し易いというか、受け入れ易い話だと思います。
ただ、どうしても、ああ、すれ違い…という感は残りますが、読みごたえがありました。
出来たら先輩にはもっと沢山言葉で伝えてあげて欲しかったなあ。
あと、サラっと酷い所のある男だなあと思いました。
優しすぎる。
来年も買ってやるとか。
あと、今ヶ瀬の常に予防線張っている所が可愛かった。
CDの方は原作よりも生々しいというか、人間性が激しい感じで、とてもドラマティックです。
今ヶ瀬が原作より頭おかしい感じで私は好きです。
作りも丁寧で良い作品でしたが、原作との違いもやはりあって、個人的にCDの方の先輩は原作よりも冷たく感じました。
言い方のニュアンス。
一番感じたのは、ほら来たよ、鬱陶しい返しが、って所。
本当に鬱陶しそう。
原作だと呆れてる感じの気がしてたんですが。
あとはSEがあまり良くないかな。
それと、原作を見ないと分からない視覚的な内容(ネクタイで手縛ってるのとか、ガス台の汚れ、手にキスしてる所など)が補えていなくて、それが少し残念です。
でもCDだけの、冷めたコーヒーを離さない所は凄く好みでした。
CDはシリアスで原作よりも冷たくて今ヶ瀬が頭おかしくて個人的にはCDの方が好みです。
でもちょっとそれが寂しく感じたら原作を見れば結構可愛らしくて、これは一つ一つで楽しんだり、両方合わせてみたりして楽しめると思います。
主役二人は勿論ですが、たまき役の方が上手くて上手くて。
凄く良かった…。
ただ、CD後編のトークはいらなかった…先輩の声でそういう事を言うなと。
恋愛の目を背けたくなるような部分をきっちり描いてる。
幸せを感じるのも苦痛を感じるのも永遠ではないのにその瞬間は永遠と錯覚してしまう。
電子書籍で連載してたけど、やっぱり現物のコミックで読むのが好き。
内容も期待通り。
このブラックさがたまんない。
怒濤の展開に驚いたけど、余裕のない今ヶ瀬は確かに可愛かったな。
恭一も腹くくったら男前になった!
こういうBLなら大歓迎だ(笑)。
迷いと覚悟のバランスが絶妙ですセンセー!
萌えポイントテンコモリ。
大切なもの見つけたんじゃないかな、この二人は。
「窮鼠はチーズの夢を見る」の続き。
書くとネタばれ過ぎそうでww これ以上書けないけど、コミックでここまで揺さぶられたのは初めて。
泣きすぎて。
現実はこんなドラマチックなことは起こらない。
でも、ただ好きでいることさえも難しいのは、本当の話。
前作は今ヶ瀬が恭一をおいつめる話だとしたら、今作は逆です。
なにやら成長してかっこいい恭一が今ヶ瀬に迫っていました。
相変わらず恭一にベタ惚れな今ヶ瀬が恭一にきゅんきゅんしてて可愛いです。
奥さん妄想にはとてもほほえましい気持ちになりました。
リバ苦手な人は注意!
エロ度が上がって嬉しい限りです。
後輩で百戦錬磨のゲイ・今ヶ瀬×先輩で女にも今ヶ瀬にも流されまくりのサラリーマン・大伴の受け攻めが交代しちゃったりするのは、もう、私のBL世界での理想形です。
そして女役のセックスを知った大伴が、新しいセックスの境地を知った感慨を独白するシーンはすごく共感しました。
そういう意味では、世の男性は皆一度は女役をじっくりやってみるべきだという気すらしますね。
最後は怒濤の展開ですが、成長していく大伴課長に萌え萌えです。
読んでいると胸に突き刺さる
ボーイズラブというよりは、ゲイとゲイでない人の物語だった。
まあBL作品読んだのはこれと前作が初めてだけど
ぐちゃぐちゃのボロボロになってもそれでも相手が好きで好きでしょうがなくて幸せになんかなれなくてもそんなの関係なく求めてしまう。
それが恋なのだろうか、それも恋なのかもしれない。
人の心ってままならないよねぇ~
それくらい心理描写が巧みに描かれていて引き込まれる。
あの流され侍だった恭一がものすごく成長した。
きっと今ヶ瀬は3回目の言葉を言ってしまう気がするけど、ケンカしながらも仲良くずっと居てくれたらいいな。
書き下ろしの今ヶ瀬の表情見たらこっちまで笑顔になれた。
今ヶ瀬よかったね!
BLだからと避けて通るのは勿体ない。
とても重いけれどそれだからこそ演出できたリアルがあると思う。
また読者に媚びてない、描ききった雰囲気に好感と尊敬。
シリーズ2[窮鼠はチーズの夢を見る]
[俎上の鯉は二度跳ねる]
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続編、ただの続編で、仲良し話なんかじゃないのが...また素敵。
この作品はリアルだからこそリアルな感情移入が出来て切なくなれます、実際にこんな組み合わせがあったらまた違うのかもしれないですが、リアル系コンビが好きな人にとってはたまらない作品です。
いつかの終わりが見えながらも寄り添う二人が切ないです...。
なんだかんだでいつまでも支え合っていて欲しいです。
それまでにお互い性格がまた変わってると思うし!
M::
-CD:○
-棚:○
とにかく止まらない止まらない!
2冊で合計3時間、没頭して読みふけりました。
コミックは結構分厚いんですけど、早く次!
どうなるの!
でも読み終わるのが勿体ない!
っていう妙な感覚になります。
こんな名作が2冊で1000円以下で読めるなんて。
。
。
読み終わったら、いろんなその後を妄想してしまいました。
ちなみに題名が読めなかった…
前巻は流され侍恭一の優柔不断さや流されやすさに
イライラしましたが、今度はヒステリックで究極ネガティブな一之瀬にイライラ。
でも嫌にはならない。
頼むーくっついてくれー!
と願ってしまいます。
ヒステリックな一之瀬をまるごと包み込む恭一の男前っぷりに感服です。
かっこいい…。
あの流され侍が(笑)
最後の決意も良かったです。
最後、恭一はああ言ってますが
紆余曲折はあるでしょうがいつまでも一緒にいてほしいものです。
恭一さんは優男からより素敵になっていて、ラストがよかったです。
だが今ヶ瀬との男同士の微妙な関係は、今も続いていた。
今ヶ瀬に抱かれることに慣らされてゆく日々。
ところが、恭一に思いを寄せる会社の部下・たまきの存在が2人の関係を大きく揺るがし始め…!
デジタル少女まんが誌「モバフラ」で配信された、水城せとな大人気シリーズに、新作描きおろしを加えた完結編!
今ヶ瀬との関係に溺れながらも、今ヶ瀬の気持ちに向き合うのを迷う恭一。
恭一から欲しい濃密な時間をもらいながらも、恭一の気持ちを信じきれない今ヶ瀬。
恭一を慕うたまきの想いに応える為、一度は今ヶ瀬を振るが、振り切れない恭一の葛藤がメインで描かれていて、今ヶ瀬が単に面倒くさい奴になっている嫌いはあるけど、若い情熱のまま相手を振り回していられない年頃に差し掛かるアラサーの男のラブストーリーとして読み応えがある完結編。
恭一さんは右利きだから、左側でもいいよ』っていう台詞の方に涙腺崩壊。
たしかに感動はしたけれど、やっぱこうなるのか感がマックス。
あと、なんでこんなのもBLは濡れ場が多いかねw