訪問者

オスカーの出生にまつわる秘密……。
それが父母の愛を破局に導き、思いがけない悲劇を呼び寄せた。
母を亡くしたオスカーと父グスタフのあてどもない旅が始まる。
名作「トーマの心臓」番外篇表題作ほか、戦時下のパリで世界の汚れを背負った少年の聖なる怪物性を描いた「エッグ・スタンド」、翼ある天使への進化を夢想する「天使の擬態」など、問題作3篇を収録。

レビューを見る

購入・お申し込みはこちら

コメント

  1. user より:

    オスカーの原点。

    どのくらい好きかって言うと、何度見てもきゅんとしちゃうからもういっそ見ないようにしてるくらい好き。
    人間てみんな脆いけどその分とっても優しい。
    作者あとがきの「親子のギャップ」話は、初めて読んだ思春期のころも大きくなった今も変わらず身につまされるなあ。

    この本は私の宝物です。

  2. user より:

    オスカーの過去が分かる話。

    無償の愛って親から子だけでなく、
    子から親にもあるんだな、と思った。

    受け入れてもらえなかった最後の涙が切ない。

  3. user より:

    萩尾望都はいろんな版で持ってるから、自信ないけれど、ここにおさめられた作品は読んでると思う。
  4. user より:

    ▼名作『トーマの心臓』の名脇役、オスカー・ライザーの母の死から全寮制ギムナジウム・シュロッターベッツに入学するまでの1年間を綴った佳品。

    ▼父グスタフとの逃避行に至福の喜びを感じる少年オスカー。
    出生の秘密や母の死因の真実を察しながらも、自分がそれを言い出さなければ今の生活が保証されると思う感受性を、きめ細かく柔らかい筆致で描きあげています。

    ▼愛蔵版で持つのが吉。

  5. user より:

    トーマの心臓のオスカーがギムナジウムに来るでの話。

    もちろんトーマの心臓を読んだあとに読んでいただきたい。
    オスカーがもっと好きになる。
    (わたしはなった)

  6. user より:

    オスカー好きにはたまらない。

    「親から子」だけではなく「子から親」っていうのもあるんだよね

  7. user より:

    「トーマの心臓」の名脇役オスカーの物語が表題作。
    この物語を読んでから「トーマ…」を読んだら、オスカーを見る目が変わりました。
  8. user より:

    「訪問者」オスカーが幼いィィ!
    (笑)「エッグスタンド」衝撃を受けたのは本当に久しぶり…!
    “誰がおまえを裁くだろう?愛と殺●を同じだというおまえを?”改めて萩尾先生の凄さを感じました。
  9. user より:

    久々に読み返したら「うわ~、これってこんなに深い事だったんだ~」と感動。
    また何年かたって読み返すと全然違う印象になるんだろうな。

    ってかせつなすぎる。
    こういう話には特に弱いんです。
    トーマの心臓も読み直さなきゃ!

  10. user より:

    泣きすぎて前が見えなくなってしもうた。

    オスカー、あなたって子は・・・!
    もう・・・結婚して。

  11. user より:

    「トーマの心臓」に出てくるオスカーの過去の話。
    萩尾先生のすべての作品に言えることですが、もう、なんでこんなに面白いんだろう!
    とため息しきりです。
  12. user より:

    戦争や人間のこころの内を描いた漫画の短編集です。

    全ての作品のテーマが重たいと感じますが、現在ではなかなかこのような作品を探すのは難しいと思います。
    そんなお話がたくさん詰まっています。

    テーマが重たく感じますが、全てのお話の舞台がどこかの外国なので、映画を見ているような感覚になります。

    心理描写がイラストで表現されているので、なんとも言えぬおもむきがあります。

  13. user より:

    萩尾望都さんの短編作品集。

    ヨーロッパを舞台にした、父親と息子の物語など、3編を収録。

    『訪問者』が好きです。

  14. user より:

    読んだ日:
    買った日:
    買った所:BOOK・OFF武蔵新城店
    値  段:\\105
  15. user より:

    表題作もいいが、短編のエッグスタンドに胸が痛くなる。

    萩尾望都の短編。
    2次大戦中の占領下のパリが舞台。

    キャバレーの踊り子、少年、レジスタンス。

    萩尾作品の中でかなり好きな話。

    ひとつひとつのシーンが夢のように張り付いてくる。

    すごい完成度だと思う。

    救いが無い事がよくとりあげられているけど、
    そうかな?と思う。

    確かに救いの無い話かもしれないけど、
    読んでいてみょうにすうっとするのはどうしてなんだろ。

    救いの無さをあんなやさしいかきかたをしてくれる
    ってのが救いなんじゃないだろうか。
    なんて思ったり。

    わたしは、切なく夜道を目隠しで走って明日は無いと
    いうような少年少女が好きで好きでたまらないんだけど、
    原点はこの辺かもなあと思う。

  16. user より:

    萩尾望都作の「トーマの心臓」の登場人物オスカーの少年時代を描いた物語。
    表題作はおもしろいけど、他の作品が微妙だったので、星一個減らしました。
タイトルとURLをコピーしました