恋ひうた〜和泉式部 異聞


橘道貞(たちばなのみちさだ)と結婚し、平穏な日々を過ごす許子(もとこ・後の和泉式部)のもとに弾正宮(だんじょうのみや)のそばに仕える僧の春覚(しゅんかく)が訪ねてくる。
春覚は、許子に、宮様の夜遊びを諌めてほしいと請うが、許子は弾正宮に会うことを拒む。
そんな折、都では、権力抗争が激化し、弾正宮の身を案じた許子は、夫に隠れ、宮様に文を送るが――。
女流歌人・和泉式部のせつない恋を描いた平安王朝絵巻、感動の完結巻!

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