ポーの一族 〜春の夢〜

不朽の名作「ポーの一族」から40年。
ついに新作の続編がコミックスに!
永遠の時を生きるバンパネラ(吸血鬼)であるエドガーとアランは、1940年代戦火のヨーロッパ、イギリス郊外でナチスドイツから逃れてきたドイツ人姉弟と出逢う…そしてその出逢いが新たな運命の歯車をまわす―――

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コメント

  1. user より:

    迷わず星5をつけるファンの皆さんが多いなか、自分はちがうのだなと、しみじみ感じた。
    どうして諸手をあげて称讃できるのか、そうした大称讃レビューが大多数なのか、理解できないままだ。
  2. user より:

    驚愕。
    まさかの驚愕。
    エピソードとエピソードを繋ぐ物語ではなかった。

    ここに来て、まさか「ポーの一族とは何か」つまり、エドガーとは何者なのか?つまり、あゝもうそれ以上は怖くて言えない。
    そんな話になってくるとは。

    もちろん、次回作はあるだろう。
    なくてはいけない(来年の春らしい)。
    怖いけど。

    昨年驚きの連載開始を経て、7ヶ月間のインターバルを置いて5ヶ月間連載された物語は、一話とは全く違った話になっていた。
    もはや歴史的事実は背景に落とし遣られ、大老ポーまで、2度も登場して、物語を動かした。

    今の私は??マークでいっぱいだ。
    もっとも、重要なネタバレになるので、ここでそのひとつひとつを検証する野暮なことはしない。
    ともかく、青春時代にポーの一族に殺られた人は、必読作品である。

    2017年7月17日読了

  3. user より:

    「ポーの一族 春の夢」萩尾望都著、小学館、2017.07.15
    193p¥700C9978(2017.08.22読了)(2017.07.24購入)

    【目次】
    春の夢
    Vol.1
    Vol.2
    Vol.3
    Vol.4
    Vol.5
    Vol.6

    ☆関連図書(既読)
    「ポーの一族(1)」萩尾望都著、小学館、1974.06.01
    「ポーの一族(2)」萩尾望都著、小学館、1974.07.01
    「ポーの一族(3)」萩尾望都著、小学館、1974.08.01
    「ポーの一族(4)」萩尾望都著、小学館、1976.02.05
    「ポーの一族(5)」萩尾望都著、小学館、1976.09.05
    商品の説明(amazonより)
    名作「ポーの一族」40年ぶりの新作続編!

    不朽の名作「ポーの一族」から40年。
    ついに新作の続編がコミックスに!

    永遠の時を生きるバンパネラ(吸血鬼)であるエドガーとアランは、
    1940年代戦火のヨーロッパ、イギリス郊外でナチスドイツから逃れてきたドイツ人姉弟と出逢う・・・
    そしてその出逢いが新たな運命の歯車をまわすーーー

  4. user より:

    萩尾望都さんと大島弓子さんが、漫画家の中では、一番?好きです。
    私のりまのという名は、萩尾作品、ユニコーンの夢 、の中の、リマノという花の名前から付けさせていただきました。
        ポーの一族の続きが読めるなんて!
    とても嬉しかった。
  5. user より:

     40年ぶりのポーの一族の新刊。

     もーさまは、絵柄が色々と変わっている。

     エディスの時で、正直ちょっとなってなっていた。
    なので、まぁ自分の幻想をぶち壊すこともあるまいと、傍観をきめこんでいたのだが…。

     
     もーさまが生きてるこの時代に生まれてよかったよ。

     ポーの新作読めて、本当によかったよお。

     やっぱり、もーさまは偉大なのである。

     第二次世界大戦中のイギリスの島で、エドガーとアランは、ドイツから来た姉弟と出会う。

     
     エドガーたちも、ただ二人だけで生きているわけではない。

     ヴァンパイアのコニュミティが存在し、その中で利用したりされたりしている。

     なんというか、年を経たからこそ、人は一人では生きていけないということが、その意味がわかる。

     そういうことが、強くでていると思う。

     と、同時に哀れも感じる。

     過去作品では、それこそ幻想の中でだけ生きていたエドガーたちが、そこのままにはいられないこと、時代が幻想をそのままにはさせてくれていないことを実感するのである。

     
     ビアンカのような少女を描かせたら、本当に上手いなと思います。

     下着のシーンで赤面するところとか、暴力と恐怖で落ちていく表情とか、胸が痛かった。

     …昔は、いらっとしたアランの我儘っぷりが、今じゃむしろ安堵の対象であるって、自分が年食ったのを実感したよぉ。

  6. user より:

    あの当時とは絵柄も違うし、
    何より数十年幾多の作品を生み出してきた上で今の萩尾望都先生が紡げば、
    確かにポーの一族はこう描かれるんだという実感。

    あの『ポーの一族』のままではないことが少し寂しくもあり、
    でもより人物造形と歴史への関わり方に説得力も生まれていて、面白かった。

  7. user より:

    ポーの一族を引っ張り出して読まねば!

    と、読んだ後に思う。

    遠い記憶の彼方になってるところに読んだので
    これはこれで萩尾さんらしくて良かったです。

    アランはやっぱりアランだ。

  8. user より:

    何年経っての新シリーズか分からないけど、まだこんなストーリーがあったなんて…!
    あの重厚なストーリー、表で描かれた以外にももっともっと世界観が決まってるんだろうなと思ってたけど、これだけ経ってまたこんなストーリーを出せるのがすごい。

    続くのかなこれ…期待しちゃいます。

  9. user より:

    雑誌での連載から、とても待ち遠しかったコミックスです。
    まさかの、これこそが春の夢じゃないかと思える続編!
    表紙イラストも箔押しで、とても美麗です。

    40年ぶりのエドガーとアラン。
    彼らは永遠に生き続けているから、こうして再会できたのだな…と感慨深くなりました。
    年月を経て幾分顔つきや雰囲気が変わっているものの、やっぱりエドガーとアランだと思える魅力は何ひとつ変わることなくて、もう胸いっぱいです…!

    年代設定が後日談ではなく1940年代のイギリスとなっていて、ここにまたひとつ先生の描きたかったテーマがあるんだなと期待度満点に。

    ドイツから戦火を逃れてやって来た少女たちとエドガーの出会いから始まるストーリー。

    新たな永遠の生命を持つキャラが登場していたり、キングポーが大々的に登場していたりと興味が尽きない展開でした。
    怖かったのがクロエですね。
    エドガーから生気を吸い取って、ベタベタさわってけしからんと思ってたけど、今後モンスター化して再登場しそう…!

    ファルカの方の一族が今後どんな影響を及ぼしていくのかも楽しみです。

    ブランカがあんな激動の運命をたどるとは思いもよらなくて、胸がしめつけられました。
    ファルカと共に幸せになって欲しいですが…
    小鳥の巣までの間に何があったのかと、今後の展開を色々妄想中です。

    続編を読めたことは本当に奇跡のようで幸せです。
    続きも楽しみ。

  10. user より:

    作者が袖にて言う通り、「絵も顔も変わ」っている。

    やたらエドガーが分別臭そうな顔をしていたり、中年女性の業が戯画化されていたり。

    しかし作品の根底を流れる優しさは変わらず。

    p.38「泣いていいのに」
    エドガーはブランカに言うと同時に自分にも(、つまりは生きとし生けるものすべてに)言っている。

    これは他の作者、他の作品ではあり得ない優しさだと思う。
    (従来の非情さよりも優しさが前面に出てきたか)
    さらには、
    p.177「アランがいないと、ぼくは幽霊になってしまう」
    これはもはや愛であり恋であり執着であるという意味で、人類すべての尊くもあり醜くもある感情すべての吐露だ。

    萩尾先生の創作における真面目さ・律義さ・厳密さは大変に好もしい、そして心強い、と思った。

    (浦沢直樹の漫勉で、媚びへつらいネームバリュー関係なく、見てよかったとしみじみ感じ入ったのは、萩尾先生の回。

  11. user より:

    1940年ロンドン空襲を逃れてイギリスの田舎へ。
    ドイツから来たブランカとノアの姉弟、別の一族の叔父、空間を移動する力を持つスラブの一族のファルカ。

    40年、お話の中では短い時間、千年以上も続いているんだから。
    でも読む側、描く側にとっては結構大きい。

  12. user より:

    あまりの名作の続編
    期待しないわけはない
    でもこの作品はどうかな。

    作者が意図したことなのかヒロインの少女が猥雑で
    作品に魅かれない。

  13. user より:

     連載中の「秘密の花園」にケイトリンという一族が出てくる。
    彼女の名が「春の夢」に出てくると指摘するブログがあって、再読する。
    確かにそう。
    自分は何処を読んでいたのか。

     初めて読むように面白い。

     二次大戦下のエドガーとアランの生活が描かれる。

     バンパネラ、広く不死の一族の設定が厚みを増す。

     新キャラクター ファルカから授かった能力は、今後の展開、とりわけ現代編にどう影響するのだろう。

  14. user より:

    永劫の時を生きるエドガーとアラン。
    第二次大戦中ふとしたことで出会った少女ブランカとの交流。
    絵が綺麗で本当に春の夢のような作品。
  15. user より:

    自分の中の吸血鬼好きのルーツでした。
    イメージで美化しすぎていた分少しがっかりしたのかな。
    残念。
  16. user より:

    美しい装丁
    40年ぶりの新刊

    数年前に宝塚歌劇が初めて舞台化したことで
    売ってしまった全作品をふたたび買いなおし
    読み直していたのでブランクを感じることなく…

    とはいえ舞台化されるまでも時折読み返したくなる
    作品でしたけれど

    続きがあるなんて思いもしなかったからお得な気分でした

    この作品全体が時系列にそって書かれていないので
    いったいどの巻のどの話の続きなのか
    旧作を読み返しながら考えるのも楽しみのひとつ
    (年表を作って公開してくださってるファンも!

    題名の「春の夢」はシューベルトの歌曲「冬の旅」から

    「美しい愛の歌だ」とエドガーが言う

    ウィルスの影響で遠出は控えていますが
    身近で季節が動く様子を日々目にしながら
    この曲を聴くと(ドイツ語で意味はわからないなりに)
    今世界中で起こっていることを忘れてしまいそうに…

    April 2020

  17. 40年ぶり

    40年ぶりの新刊という事で期待大で読みました。
    正直昔の絵と比べると繊細さがなくなり、キャラクターの儚げな雰囲気もなくなり…女の子も魅力がなく…ストーリーも取ってつけたような話で、期待しすぎたなぁというのが感想でした。
    しかしエドガー達の新しいお話が読めたのはとても嬉しかったです。
  18. user より:

    表紙のエドガー、宝塚のスターさんを彷彿とさせる美しさで思わずため息が…。

    宝塚舞台のポーも素晴らしかった~。

    正直今回は物語そのものよりも(笑)、美麗なカラーイラストの数々に感動した。

    時代を超えて生き続ける途方もない孤独感と喪失、人間的な感情の振り子の揺れ幅が小さいエドガーと、それが大きいアラン。

    ああ、愛しいこの世界、この二人。

    また読むことができるなんて。

    ありがとう萩尾先生!

  19. user より:

    母親が萩尾望都さんのファンなので、書店で見つけて買って帰った。
    喜んでもらえたので良かった。
  20. user より:

    宝塚観劇の予習として、旧作(?)から続けて読んだ。

    絵がずいぶん変わっていて登場人物達が同一に見えなかった。

    私には画風とともに作品の雰囲気自体も変わってしまった感じがするけど、他のレビューをみているとそうでもないみたいで、昔からのファンの方には昔のままの世界が広がっているのだろうかなぁ、と不思議。

  21. user より:

    懐かしくはあるが昔の魅力を想像力で補っているようなところがあって,エドガーなどもっと魅力的だったような気がする.でも,物語はここに来て新たに分かったこともあり,少し驚いた.それでも次が待ちどうしい.
  22. user より:

    絵が変わったけど、この絵も美しくて大好き。
    表紙が美しすぎて本棚にしまいたくない。

    ああ、もっと読みたい。

  23. user より:

    なんと40年ぶり(!
    )の続編。

    一応、この一冊でエピソードとしては完結しているが、まだまだ続きがありそうな雰囲気。

  24. user より:

    絵柄は昔と変化しています。
    でも話の進行に伴い確実に作者の筆が「ポー」の世界の空気を思い出し、それでいて全く新たな物語を紡いでいるのが分かります。

    かつての流麗でいて繊細で柔らかなタッチで描かれ、永遠の少年の妖しい美しさと哀感に満ちた「ポー」を好きだった者としては、現在のモーさまの流麗さは変わらないながら硬質なタッチの画風で描かれる、綺麗事だけではない言わばポーの一族の人々のリアルな大人の事情にひとりで対応するエドガーの姿は、それなりに衝撃でした。

    しかしそれでも、旧作のたくさんの謎のほんの一部とは言え、40年の歳月を経ていくつかの真実が解き明かされるのに立ち会えたことは、やはり幸運であると思います。
    そして謎や隙間を穴埋めするにとどまらず、旧作には登場しなかったキャラクターも加えて新たな物語を見せてくれたことを、読者としては喜ばしく思うとともに、今はさらなる続編の執筆を待ち望むばかりです。

  25. user より:

    古典的名作の続編。
    絵柄などが変わったのは仕方のないことだし、現代版として楽しめた。
    この作品で描かれていることを踏まえると旧作のラストの解釈、可能性が変わってくる。
  26. user より:

    萩尾望都さんと大島弓子さんが、漫画家の中では、一番?好きです。
    私のりまのという名は、萩尾作品、ユニコーンの夢 、の中の、リマノという花の名前から付けさせていただきました。
        ポーの一族の続きが読めるなんて!
    とても嬉しかった。
  27. user より:

    永劫の時を生きるエドガーとアラン。
    第二次大戦中ふとしたことで出会った少女ブランカとの交流。
    絵が綺麗で本当に春の夢のような作品。
  28. user より:

    あまりの名作の続編
    期待しないわけはない
    でもこの作品はどうかな。

    作者が意図したことなのかヒロインの少女が猥雑で
    作品に魅かれない。

  29. user より:

    雑誌での連載から、とても待ち遠しかったコミックスです。
    まさかの、これこそが春の夢じゃないかと思える続編!
    表紙イラストも箔押しで、とても美麗です。

    40年ぶりのエドガーとアラン。
    彼らは永遠に生き続けているから、こうして再会できたのだな…と感慨深くなりました。
    年月を経て幾分顔つきや雰囲気が変わっているものの、やっぱりエドガーとアランだと思える魅力は何ひとつ変わることなくて、もう胸いっぱいです…!

    年代設定が後日談ではなく1940年代のイギリスとなっていて、ここにまたひとつ先生の描きたかったテーマがあるんだなと期待度満点に。

    ドイツから戦火を逃れてやって来た少女たちとエドガーの出会いから始まるストーリー。

    新たな永遠の生命を持つキャラが登場していたり、キングポーが大々的に登場していたりと興味が尽きない展開でした。
    怖かったのがクロエですね。
    エドガーから生気を吸い取って、ベタベタさわってけしからんと思ってたけど、今後モンスター化して再登場しそう…!

    ファルカの方の一族が今後どんな影響を及ぼしていくのかも楽しみです。

    ブランカがあんな激動の運命をたどるとは思いもよらなくて、胸がしめつけられました。
    ファルカと共に幸せになって欲しいですが…
    小鳥の巣までの間に何があったのかと、今後の展開を色々妄想中です。

    続編を読めたことは本当に奇跡のようで幸せです。
    続きも楽しみ。

  30. user より:

     40年ぶりのポーの一族の新刊。

     もーさまは、絵柄が色々と変わっている。

     エディスの時で、正直ちょっとなってなっていた。
    なので、まぁ自分の幻想をぶち壊すこともあるまいと、傍観をきめこんでいたのだが…。

     
     もーさまが生きてるこの時代に生まれてよかったよ。

     ポーの新作読めて、本当によかったよお。

     やっぱり、もーさまは偉大なのである。

     第二次世界大戦中のイギリスの島で、エドガーとアランは、ドイツから来た姉弟と出会う。

     
     エドガーたちも、ただ二人だけで生きているわけではない。

     ヴァンパイアのコニュミティが存在し、その中で利用したりされたりしている。

     なんというか、年を経たからこそ、人は一人では生きていけないということが、その意味がわかる。

     そういうことが、強くでていると思う。

     と、同時に哀れも感じる。

     過去作品では、それこそ幻想の中でだけ生きていたエドガーたちが、そこのままにはいられないこと、時代が幻想をそのままにはさせてくれていないことを実感するのである。

     
     ビアンカのような少女を描かせたら、本当に上手いなと思います。

     下着のシーンで赤面するところとか、暴力と恐怖で落ちていく表情とか、胸が痛かった。

     …昔は、いらっとしたアランの我儘っぷりが、今じゃむしろ安堵の対象であるって、自分が年食ったのを実感したよぉ。

  31. user より:

    母親が萩尾望都さんのファンなので、書店で見つけて買って帰った。
    喜んでもらえたので良かった。
  32. user より:

    古典的名作の続編。
    絵柄などが変わったのは仕方のないことだし、現代版として楽しめた。
    この作品で描かれていることを踏まえると旧作のラストの解釈、可能性が変わってくる。
  33. user より:

    何年経っての新シリーズか分からないけど、まだこんなストーリーがあったなんて…!
    あの重厚なストーリー、表で描かれた以外にももっともっと世界観が決まってるんだろうなと思ってたけど、これだけ経ってまたこんなストーリーを出せるのがすごい。

    続くのかなこれ…期待しちゃいます。

  34. 40年ぶり

    40年ぶりの新刊という事で期待大で読みました。
    正直昔の絵と比べると繊細さがなくなり、キャラクターの儚げな雰囲気もなくなり…女の子も魅力がなく…ストーリーも取ってつけたような話で、期待しすぎたなぁというのが感想でした。
    しかしエドガー達の新しいお話が読めたのはとても嬉しかったです。
  35. user より:

    「ポーの一族 春の夢」萩尾望都著、小学館、2017.07.15
    193p¥700C9978(2017.08.22読了)(2017.07.24購入)

    【目次】
    春の夢
    Vol.1
    Vol.2
    Vol.3
    Vol.4
    Vol.5
    Vol.6

    ☆関連図書(既読)
    「ポーの一族(1)」萩尾望都著、小学館、1974.06.01
    「ポーの一族(2)」萩尾望都著、小学館、1974.07.01
    「ポーの一族(3)」萩尾望都著、小学館、1974.08.01
    「ポーの一族(4)」萩尾望都著、小学館、1976.02.05
    「ポーの一族(5)」萩尾望都著、小学館、1976.09.05
    商品の説明(amazonより)
    名作「ポーの一族」40年ぶりの新作続編!

    不朽の名作「ポーの一族」から40年。
    ついに新作の続編がコミックスに!

    永遠の時を生きるバンパネラ(吸血鬼)であるエドガーとアランは、
    1940年代戦火のヨーロッパ、イギリス郊外でナチスドイツから逃れてきたドイツ人姉弟と出逢う・・・
    そしてその出逢いが新たな運命の歯車をまわすーーー

  36. user より:

    驚愕。
    まさかの驚愕。
    エピソードとエピソードを繋ぐ物語ではなかった。

    ここに来て、まさか「ポーの一族とは何か」つまり、エドガーとは何者なのか?つまり、あゝもうそれ以上は怖くて言えない。
    そんな話になってくるとは。

    もちろん、次回作はあるだろう。
    なくてはいけない(来年の春らしい)。
    怖いけど。

    昨年驚きの連載開始を経て、7ヶ月間のインターバルを置いて5ヶ月間連載された物語は、一話とは全く違った話になっていた。
    もはや歴史的事実は背景に落とし遣られ、大老ポーまで、2度も登場して、物語を動かした。

    今の私は??マークでいっぱいだ。
    もっとも、重要なネタバレになるので、ここでそのひとつひとつを検証する野暮なことはしない。
    ともかく、青春時代にポーの一族に殺られた人は、必読作品である。

    2017年7月17日読了

  37. user より:

    迷わず星5をつけるファンの皆さんが多いなか、自分はちがうのだなと、しみじみ感じた。
    どうして諸手をあげて称讃できるのか、そうした大称讃レビューが大多数なのか、理解できないままだ。
  38. user より:

    なんと40年ぶり(!
    )の続編。

    一応、この一冊でエピソードとしては完結しているが、まだまだ続きがありそうな雰囲気。

  39. user より:

    ポーの一族を引っ張り出して読まねば!

    と、読んだ後に思う。

    遠い記憶の彼方になってるところに読んだので
    これはこれで萩尾さんらしくて良かったです。

    アランはやっぱりアランだ。

  40. user より:

    あの当時とは絵柄も違うし、
    何より数十年幾多の作品を生み出してきた上で今の萩尾望都先生が紡げば、
    確かにポーの一族はこう描かれるんだという実感。

    あの『ポーの一族』のままではないことが少し寂しくもあり、
    でもより人物造形と歴史への関わり方に説得力も生まれていて、面白かった。

  41. user より:

    作者が袖にて言う通り、「絵も顔も変わ」っている。

    やたらエドガーが分別臭そうな顔をしていたり、中年女性の業が戯画化されていたり。

    しかし作品の根底を流れる優しさは変わらず。

    p.38「泣いていいのに」
    エドガーはブランカに言うと同時に自分にも(、つまりは生きとし生けるものすべてに)言っている。

    これは他の作者、他の作品ではあり得ない優しさだと思う。
    (従来の非情さよりも優しさが前面に出てきたか)
    さらには、
    p.177「アランがいないと、ぼくは幽霊になってしまう」
    これはもはや愛であり恋であり執着であるという意味で、人類すべての尊くもあり醜くもある感情すべての吐露だ。

    萩尾先生の創作における真面目さ・律義さ・厳密さは大変に好もしい、そして心強い、と思った。

    (浦沢直樹の漫勉で、媚びへつらいネームバリュー関係なく、見てよかったとしみじみ感じ入ったのは、萩尾先生の回。

  42. user より:

    絵柄は昔と変化しています。
    でも話の進行に伴い確実に作者の筆が「ポー」の世界の空気を思い出し、それでいて全く新たな物語を紡いでいるのが分かります。

    かつての流麗でいて繊細で柔らかなタッチで描かれ、永遠の少年の妖しい美しさと哀感に満ちた「ポー」を好きだった者としては、現在のモーさまの流麗さは変わらないながら硬質なタッチの画風で描かれる、綺麗事だけではない言わばポーの一族の人々のリアルな大人の事情にひとりで対応するエドガーの姿は、それなりに衝撃でした。

    しかしそれでも、旧作のたくさんの謎のほんの一部とは言え、40年の歳月を経ていくつかの真実が解き明かされるのに立ち会えたことは、やはり幸運であると思います。
    そして謎や隙間を穴埋めするにとどまらず、旧作には登場しなかったキャラクターも加えて新たな物語を見せてくれたことを、読者としては喜ばしく思うとともに、今はさらなる続編の執筆を待ち望むばかりです。

  43. user より:

    美しい装丁
    40年ぶりの新刊

    数年前に宝塚歌劇が初めて舞台化したことで
    売ってしまった全作品をふたたび買いなおし
    読み直していたのでブランクを感じることなく…

    とはいえ舞台化されるまでも時折読み返したくなる
    作品でしたけれど

    続きがあるなんて思いもしなかったからお得な気分でした

    この作品全体が時系列にそって書かれていないので
    いったいどの巻のどの話の続きなのか
    旧作を読み返しながら考えるのも楽しみのひとつ
    (年表を作って公開してくださってるファンも!

    題名の「春の夢」はシューベルトの歌曲「冬の旅」から

    「美しい愛の歌だ」とエドガーが言う

    ウィルスの影響で遠出は控えていますが
    身近で季節が動く様子を日々目にしながら
    この曲を聴くと(ドイツ語で意味はわからないなりに)
    今世界中で起こっていることを忘れてしまいそうに…

    April 2020

  44. user より:

    絵が変わったけど、この絵も美しくて大好き。
    表紙が美しすぎて本棚にしまいたくない。

    ああ、もっと読みたい。

  45. user より:

     連載中の「秘密の花園」にケイトリンという一族が出てくる。
    彼女の名が「春の夢」に出てくると指摘するブログがあって、再読する。
    確かにそう。
    自分は何処を読んでいたのか。

     初めて読むように面白い。

     二次大戦下のエドガーとアランの生活が描かれる。

     バンパネラ、広く不死の一族の設定が厚みを増す。

     新キャラクター ファルカから授かった能力は、今後の展開、とりわけ現代編にどう影響するのだろう。

  46. user より:

    1940年ロンドン空襲を逃れてイギリスの田舎へ。
    ドイツから来たブランカとノアの姉弟、別の一族の叔父、空間を移動する力を持つスラブの一族のファルカ。

    40年、お話の中では短い時間、千年以上も続いているんだから。
    でも読む側、描く側にとっては結構大きい。

  47. user より:

    自分の中の吸血鬼好きのルーツでした。
    イメージで美化しすぎていた分少しがっかりしたのかな。
    残念。
  48. user より:

    宝塚観劇の予習として、旧作(?)から続けて読んだ。

    絵がずいぶん変わっていて登場人物達が同一に見えなかった。

    私には画風とともに作品の雰囲気自体も変わってしまった感じがするけど、他のレビューをみているとそうでもないみたいで、昔からのファンの方には昔のままの世界が広がっているのだろうかなぁ、と不思議。

  49. user より:

    表紙のエドガー、宝塚のスターさんを彷彿とさせる美しさで思わずため息が…。

    宝塚舞台のポーも素晴らしかった~。

    正直今回は物語そのものよりも(笑)、美麗なカラーイラストの数々に感動した。

    時代を超えて生き続ける途方もない孤独感と喪失、人間的な感情の振り子の揺れ幅が小さいエドガーと、それが大きいアラン。

    ああ、愛しいこの世界、この二人。

    また読むことができるなんて。

    ありがとう萩尾先生!

  50. user より:

    懐かしくはあるが昔の魅力を想像力で補っているようなところがあって,エドガーなどもっと魅力的だったような気がする.でも,物語はここに来て新たに分かったこともあり,少し驚いた.それでも次が待ちどうしい.
  51. user より:

    表紙のエドガー、宝塚のスターさんを彷彿とさせる美しさで思わずため息が…。

    宝塚舞台のポーも素晴らしかった~。

    正直今回は物語そのものよりも(笑)、美麗なカラーイラストの数々に感動した。

    時代を超えて生き続ける途方もない孤独感と喪失、人間的な感情の振り子の揺れ幅が小さいエドガーと、それが大きいアラン。

    ああ、愛しいこの世界、この二人。

    また読むことができるなんて。

    ありがとう萩尾先生!

  52. user より:

    宝塚観劇の予習として、旧作(?)から続けて読んだ。

    絵がずいぶん変わっていて登場人物達が同一に見えなかった。

    私には画風とともに作品の雰囲気自体も変わってしまった感じがするけど、他のレビューをみているとそうでもないみたいで、昔からのファンの方には昔のままの世界が広がっているのだろうかなぁ、と不思議。

  53. user より:

    1940年ロンドン空襲を逃れてイギリスの田舎へ。
    ドイツから来たブランカとノアの姉弟、別の一族の叔父、空間を移動する力を持つスラブの一族のファルカ。

    40年、お話の中では短い時間、千年以上も続いているんだから。
    でも読む側、描く側にとっては結構大きい。

  54. user より:

     40年ぶりのポーの一族の新刊。

     もーさまは、絵柄が色々と変わっている。

     エディスの時で、正直ちょっとなってなっていた。
    なので、まぁ自分の幻想をぶち壊すこともあるまいと、傍観をきめこんでいたのだが…。

     
     もーさまが生きてるこの時代に生まれてよかったよ。

     ポーの新作読めて、本当によかったよお。

     やっぱり、もーさまは偉大なのである。

     第二次世界大戦中のイギリスの島で、エドガーとアランは、ドイツから来た姉弟と出会う。

     
     エドガーたちも、ただ二人だけで生きているわけではない。

     ヴァンパイアのコニュミティが存在し、その中で利用したりされたりしている。

     なんというか、年を経たからこそ、人は一人では生きていけないということが、その意味がわかる。

     そういうことが、強くでていると思う。

     と、同時に哀れも感じる。

     過去作品では、それこそ幻想の中でだけ生きていたエドガーたちが、そこのままにはいられないこと、時代が幻想をそのままにはさせてくれていないことを実感するのである。

     
     ビアンカのような少女を描かせたら、本当に上手いなと思います。

     下着のシーンで赤面するところとか、暴力と恐怖で落ちていく表情とか、胸が痛かった。

     …昔は、いらっとしたアランの我儘っぷりが、今じゃむしろ安堵の対象であるって、自分が年食ったのを実感したよぉ。

  55. 40年ぶり

    40年ぶりの新刊という事で期待大で読みました。
    正直昔の絵と比べると繊細さがなくなり、キャラクターの儚げな雰囲気もなくなり…女の子も魅力がなく…ストーリーも取ってつけたような話で、期待しすぎたなぁというのが感想でした。
    しかしエドガー達の新しいお話が読めたのはとても嬉しかったです。
  56. user より:

    あの当時とは絵柄も違うし、
    何より数十年幾多の作品を生み出してきた上で今の萩尾望都先生が紡げば、
    確かにポーの一族はこう描かれるんだという実感。

    あの『ポーの一族』のままではないことが少し寂しくもあり、
    でもより人物造形と歴史への関わり方に説得力も生まれていて、面白かった。

  57. user より:

    萩尾望都さんと大島弓子さんが、漫画家の中では、一番?好きです。
    私のりまのという名は、萩尾作品、ユニコーンの夢 、の中の、リマノという花の名前から付けさせていただきました。
        ポーの一族の続きが読めるなんて!
    とても嬉しかった。
  58. user より:

    懐かしくはあるが昔の魅力を想像力で補っているようなところがあって,エドガーなどもっと魅力的だったような気がする.でも,物語はここに来て新たに分かったこともあり,少し驚いた.それでも次が待ちどうしい.
  59. user より:

     連載中の「秘密の花園」にケイトリンという一族が出てくる。
    彼女の名が「春の夢」に出てくると指摘するブログがあって、再読する。
    確かにそう。
    自分は何処を読んでいたのか。

     初めて読むように面白い。

     二次大戦下のエドガーとアランの生活が描かれる。

     バンパネラ、広く不死の一族の設定が厚みを増す。

     新キャラクター ファルカから授かった能力は、今後の展開、とりわけ現代編にどう影響するのだろう。

  60. user より:

    雑誌での連載から、とても待ち遠しかったコミックスです。
    まさかの、これこそが春の夢じゃないかと思える続編!
    表紙イラストも箔押しで、とても美麗です。

    40年ぶりのエドガーとアラン。
    彼らは永遠に生き続けているから、こうして再会できたのだな…と感慨深くなりました。
    年月を経て幾分顔つきや雰囲気が変わっているものの、やっぱりエドガーとアランだと思える魅力は何ひとつ変わることなくて、もう胸いっぱいです…!

    年代設定が後日談ではなく1940年代のイギリスとなっていて、ここにまたひとつ先生の描きたかったテーマがあるんだなと期待度満点に。

    ドイツから戦火を逃れてやって来た少女たちとエドガーの出会いから始まるストーリー。

    新たな永遠の生命を持つキャラが登場していたり、キングポーが大々的に登場していたりと興味が尽きない展開でした。
    怖かったのがクロエですね。
    エドガーから生気を吸い取って、ベタベタさわってけしからんと思ってたけど、今後モンスター化して再登場しそう…!

    ファルカの方の一族が今後どんな影響を及ぼしていくのかも楽しみです。

    ブランカがあんな激動の運命をたどるとは思いもよらなくて、胸がしめつけられました。
    ファルカと共に幸せになって欲しいですが…
    小鳥の巣までの間に何があったのかと、今後の展開を色々妄想中です。

    続編を読めたことは本当に奇跡のようで幸せです。
    続きも楽しみ。

  61. user より:

    美しい装丁
    40年ぶりの新刊

    数年前に宝塚歌劇が初めて舞台化したことで
    売ってしまった全作品をふたたび買いなおし
    読み直していたのでブランクを感じることなく…

    とはいえ舞台化されるまでも時折読み返したくなる
    作品でしたけれど

    続きがあるなんて思いもしなかったからお得な気分でした

    この作品全体が時系列にそって書かれていないので
    いったいどの巻のどの話の続きなのか
    旧作を読み返しながら考えるのも楽しみのひとつ
    (年表を作って公開してくださってるファンも!

    題名の「春の夢」はシューベルトの歌曲「冬の旅」から

    「美しい愛の歌だ」とエドガーが言う

    ウィルスの影響で遠出は控えていますが
    身近で季節が動く様子を日々目にしながら
    この曲を聴くと(ドイツ語で意味はわからないなりに)
    今世界中で起こっていることを忘れてしまいそうに…

    April 2020

  62. user より:

    作者が袖にて言う通り、「絵も顔も変わ」っている。

    やたらエドガーが分別臭そうな顔をしていたり、中年女性の業が戯画化されていたり。

    しかし作品の根底を流れる優しさは変わらず。

    p.38「泣いていいのに」
    エドガーはブランカに言うと同時に自分にも(、つまりは生きとし生けるものすべてに)言っている。

    これは他の作者、他の作品ではあり得ない優しさだと思う。
    (従来の非情さよりも優しさが前面に出てきたか)
    さらには、
    p.177「アランがいないと、ぼくは幽霊になってしまう」
    これはもはや愛であり恋であり執着であるという意味で、人類すべての尊くもあり醜くもある感情すべての吐露だ。

    萩尾先生の創作における真面目さ・律義さ・厳密さは大変に好もしい、そして心強い、と思った。

    (浦沢直樹の漫勉で、媚びへつらいネームバリュー関係なく、見てよかったとしみじみ感じ入ったのは、萩尾先生の回。

  63. user より:

    絵柄は昔と変化しています。
    でも話の進行に伴い確実に作者の筆が「ポー」の世界の空気を思い出し、それでいて全く新たな物語を紡いでいるのが分かります。

    かつての流麗でいて繊細で柔らかなタッチで描かれ、永遠の少年の妖しい美しさと哀感に満ちた「ポー」を好きだった者としては、現在のモーさまの流麗さは変わらないながら硬質なタッチの画風で描かれる、綺麗事だけではない言わばポーの一族の人々のリアルな大人の事情にひとりで対応するエドガーの姿は、それなりに衝撃でした。

    しかしそれでも、旧作のたくさんの謎のほんの一部とは言え、40年の歳月を経ていくつかの真実が解き明かされるのに立ち会えたことは、やはり幸運であると思います。
    そして謎や隙間を穴埋めするにとどまらず、旧作には登場しなかったキャラクターも加えて新たな物語を見せてくれたことを、読者としては喜ばしく思うとともに、今はさらなる続編の執筆を待ち望むばかりです。

  64. user より:

    絵が変わったけど、この絵も美しくて大好き。
    表紙が美しすぎて本棚にしまいたくない。

    ああ、もっと読みたい。

  65. user より:

    何年経っての新シリーズか分からないけど、まだこんなストーリーがあったなんて…!
    あの重厚なストーリー、表で描かれた以外にももっともっと世界観が決まってるんだろうなと思ってたけど、これだけ経ってまたこんなストーリーを出せるのがすごい。

    続くのかなこれ…期待しちゃいます。

  66. user より:

    永劫の時を生きるエドガーとアラン。
    第二次大戦中ふとしたことで出会った少女ブランカとの交流。
    絵が綺麗で本当に春の夢のような作品。
  67. user より:

    あまりの名作の続編
    期待しないわけはない
    でもこの作品はどうかな。

    作者が意図したことなのかヒロインの少女が猥雑で
    作品に魅かれない。

  68. user より:

    母親が萩尾望都さんのファンなので、書店で見つけて買って帰った。
    喜んでもらえたので良かった。
  69. user より:

    古典的名作の続編。
    絵柄などが変わったのは仕方のないことだし、現代版として楽しめた。
    この作品で描かれていることを踏まえると旧作のラストの解釈、可能性が変わってくる。
  70. user より:

    ポーの一族を引っ張り出して読まねば!

    と、読んだ後に思う。

    遠い記憶の彼方になってるところに読んだので
    これはこれで萩尾さんらしくて良かったです。

    アランはやっぱりアランだ。

  71. user より:

    驚愕。
    まさかの驚愕。
    エピソードとエピソードを繋ぐ物語ではなかった。

    ここに来て、まさか「ポーの一族とは何か」つまり、エドガーとは何者なのか?つまり、あゝもうそれ以上は怖くて言えない。
    そんな話になってくるとは。

    もちろん、次回作はあるだろう。
    なくてはいけない(来年の春らしい)。
    怖いけど。

    昨年驚きの連載開始を経て、7ヶ月間のインターバルを置いて5ヶ月間連載された物語は、一話とは全く違った話になっていた。
    もはや歴史的事実は背景に落とし遣られ、大老ポーまで、2度も登場して、物語を動かした。

    今の私は??マークでいっぱいだ。
    もっとも、重要なネタバレになるので、ここでそのひとつひとつを検証する野暮なことはしない。
    ともかく、青春時代にポーの一族に殺られた人は、必読作品である。

    2017年7月17日読了

  72. user より:

    迷わず星5をつけるファンの皆さんが多いなか、自分はちがうのだなと、しみじみ感じた。
    どうして諸手をあげて称讃できるのか、そうした大称讃レビューが大多数なのか、理解できないままだ。
  73. user より:

    自分の中の吸血鬼好きのルーツでした。
    イメージで美化しすぎていた分少しがっかりしたのかな。
    残念。
  74. user より:

    なんと40年ぶり(!
    )の続編。

    一応、この一冊でエピソードとしては完結しているが、まだまだ続きがありそうな雰囲気。

  75. user より:

    「ポーの一族 春の夢」萩尾望都著、小学館、2017.07.15
    193p¥700C9978(2017.08.22読了)(2017.07.24購入)

    【目次】
    春の夢
    Vol.1
    Vol.2
    Vol.3
    Vol.4
    Vol.5
    Vol.6

    ☆関連図書(既読)
    「ポーの一族(1)」萩尾望都著、小学館、1974.06.01
    「ポーの一族(2)」萩尾望都著、小学館、1974.07.01
    「ポーの一族(3)」萩尾望都著、小学館、1974.08.01
    「ポーの一族(4)」萩尾望都著、小学館、1976.02.05
    「ポーの一族(5)」萩尾望都著、小学館、1976.09.05
    商品の説明(amazonより)
    名作「ポーの一族」40年ぶりの新作続編!

    不朽の名作「ポーの一族」から40年。
    ついに新作の続編がコミックスに!

    永遠の時を生きるバンパネラ(吸血鬼)であるエドガーとアランは、
    1940年代戦火のヨーロッパ、イギリス郊外でナチスドイツから逃れてきたドイツ人姉弟と出逢う・・・
    そしてその出逢いが新たな運命の歯車をまわすーーー

  76. user より:

    「ポーの一族 春の夢」萩尾望都著、小学館、2017.07.15
    193p¥700C9978(2017.08.22読了)(2017.07.24購入)

    【目次】
    春の夢
    Vol.1
    Vol.2
    Vol.3
    Vol.4
    Vol.5
    Vol.6

    ☆関連図書(既読)
    「ポーの一族(1)」萩尾望都著、小学館、1974.06.01
    「ポーの一族(2)」萩尾望都著、小学館、1974.07.01
    「ポーの一族(3)」萩尾望都著、小学館、1974.08.01
    「ポーの一族(4)」萩尾望都著、小学館、1976.02.05
    「ポーの一族(5)」萩尾望都著、小学館、1976.09.05
    商品の説明(amazonより)
    名作「ポーの一族」40年ぶりの新作続編!

    不朽の名作「ポーの一族」から40年。
    ついに新作の続編がコミックスに!

    永遠の時を生きるバンパネラ(吸血鬼)であるエドガーとアランは、
    1940年代戦火のヨーロッパ、イギリス郊外でナチスドイツから逃れてきたドイツ人姉弟と出逢う・・・
    そしてその出逢いが新たな運命の歯車をまわすーーー

  77. user より:

    なんと40年ぶり(!
    )の続編。

    一応、この一冊でエピソードとしては完結しているが、まだまだ続きがありそうな雰囲気。

  78. user より:

    萩尾望都さんと大島弓子さんが、漫画家の中では、一番?好きです。
    私のりまのという名は、萩尾作品、ユニコーンの夢 、の中の、リマノという花の名前から付けさせていただきました。
        ポーの一族の続きが読めるなんて!
    とても嬉しかった。
  79. user より:

    作者が袖にて言う通り、「絵も顔も変わ」っている。

    やたらエドガーが分別臭そうな顔をしていたり、中年女性の業が戯画化されていたり。

    しかし作品の根底を流れる優しさは変わらず。

    p.38「泣いていいのに」
    エドガーはブランカに言うと同時に自分にも(、つまりは生きとし生けるものすべてに)言っている。

    これは他の作者、他の作品ではあり得ない優しさだと思う。
    (従来の非情さよりも優しさが前面に出てきたか)
    さらには、
    p.177「アランがいないと、ぼくは幽霊になってしまう」
    これはもはや愛であり恋であり執着であるという意味で、人類すべての尊くもあり醜くもある感情すべての吐露だ。

    萩尾先生の創作における真面目さ・律義さ・厳密さは大変に好もしい、そして心強い、と思った。

    (浦沢直樹の漫勉で、媚びへつらいネームバリュー関係なく、見てよかったとしみじみ感じ入ったのは、萩尾先生の回。

  80. user より:

    1940年ロンドン空襲を逃れてイギリスの田舎へ。
    ドイツから来たブランカとノアの姉弟、別の一族の叔父、空間を移動する力を持つスラブの一族のファルカ。

    40年、お話の中では短い時間、千年以上も続いているんだから。
    でも読む側、描く側にとっては結構大きい。

  81. user より:

    表紙のエドガー、宝塚のスターさんを彷彿とさせる美しさで思わずため息が…。

    宝塚舞台のポーも素晴らしかった~。

    正直今回は物語そのものよりも(笑)、美麗なカラーイラストの数々に感動した。

    時代を超えて生き続ける途方もない孤独感と喪失、人間的な感情の振り子の揺れ幅が小さいエドガーと、それが大きいアラン。

    ああ、愛しいこの世界、この二人。

    また読むことができるなんて。

    ありがとう萩尾先生!

  82. user より:

    迷わず星5をつけるファンの皆さんが多いなか、自分はちがうのだなと、しみじみ感じた。
    どうして諸手をあげて称讃できるのか、そうした大称讃レビューが大多数なのか、理解できないままだ。
  83. user より:

    古典的名作の続編。
    絵柄などが変わったのは仕方のないことだし、現代版として楽しめた。
    この作品で描かれていることを踏まえると旧作のラストの解釈、可能性が変わってくる。
  84. user より:

    宝塚観劇の予習として、旧作(?)から続けて読んだ。

    絵がずいぶん変わっていて登場人物達が同一に見えなかった。

    私には画風とともに作品の雰囲気自体も変わってしまった感じがするけど、他のレビューをみているとそうでもないみたいで、昔からのファンの方には昔のままの世界が広がっているのだろうかなぁ、と不思議。

  85. user より:

    絵柄は昔と変化しています。
    でも話の進行に伴い確実に作者の筆が「ポー」の世界の空気を思い出し、それでいて全く新たな物語を紡いでいるのが分かります。

    かつての流麗でいて繊細で柔らかなタッチで描かれ、永遠の少年の妖しい美しさと哀感に満ちた「ポー」を好きだった者としては、現在のモーさまの流麗さは変わらないながら硬質なタッチの画風で描かれる、綺麗事だけではない言わばポーの一族の人々のリアルな大人の事情にひとりで対応するエドガーの姿は、それなりに衝撃でした。

    しかしそれでも、旧作のたくさんの謎のほんの一部とは言え、40年の歳月を経ていくつかの真実が解き明かされるのに立ち会えたことは、やはり幸運であると思います。
    そして謎や隙間を穴埋めするにとどまらず、旧作には登場しなかったキャラクターも加えて新たな物語を見せてくれたことを、読者としては喜ばしく思うとともに、今はさらなる続編の執筆を待ち望むばかりです。

  86. user より:

     40年ぶりのポーの一族の新刊。

     もーさまは、絵柄が色々と変わっている。

     エディスの時で、正直ちょっとなってなっていた。
    なので、まぁ自分の幻想をぶち壊すこともあるまいと、傍観をきめこんでいたのだが…。

     
     もーさまが生きてるこの時代に生まれてよかったよ。

     ポーの新作読めて、本当によかったよお。

     やっぱり、もーさまは偉大なのである。

     第二次世界大戦中のイギリスの島で、エドガーとアランは、ドイツから来た姉弟と出会う。

     
     エドガーたちも、ただ二人だけで生きているわけではない。

     ヴァンパイアのコニュミティが存在し、その中で利用したりされたりしている。

     なんというか、年を経たからこそ、人は一人では生きていけないということが、その意味がわかる。

     そういうことが、強くでていると思う。

     と、同時に哀れも感じる。

     過去作品では、それこそ幻想の中でだけ生きていたエドガーたちが、そこのままにはいられないこと、時代が幻想をそのままにはさせてくれていないことを実感するのである。

     
     ビアンカのような少女を描かせたら、本当に上手いなと思います。

     下着のシーンで赤面するところとか、暴力と恐怖で落ちていく表情とか、胸が痛かった。

     …昔は、いらっとしたアランの我儘っぷりが、今じゃむしろ安堵の対象であるって、自分が年食ったのを実感したよぉ。

  87. user より:

    あの当時とは絵柄も違うし、
    何より数十年幾多の作品を生み出してきた上で今の萩尾望都先生が紡げば、
    確かにポーの一族はこう描かれるんだという実感。

    あの『ポーの一族』のままではないことが少し寂しくもあり、
    でもより人物造形と歴史への関わり方に説得力も生まれていて、面白かった。

  88. 40年ぶり

    40年ぶりの新刊という事で期待大で読みました。
    正直昔の絵と比べると繊細さがなくなり、キャラクターの儚げな雰囲気もなくなり…女の子も魅力がなく…ストーリーも取ってつけたような話で、期待しすぎたなぁというのが感想でした。
    しかしエドガー達の新しいお話が読めたのはとても嬉しかったです。
  89. user より:

    懐かしくはあるが昔の魅力を想像力で補っているようなところがあって,エドガーなどもっと魅力的だったような気がする.でも,物語はここに来て新たに分かったこともあり,少し驚いた.それでも次が待ちどうしい.
  90. user より:

    自分の中の吸血鬼好きのルーツでした。
    イメージで美化しすぎていた分少しがっかりしたのかな。
    残念。
  91. user より:

    驚愕。
    まさかの驚愕。
    エピソードとエピソードを繋ぐ物語ではなかった。

    ここに来て、まさか「ポーの一族とは何か」つまり、エドガーとは何者なのか?つまり、あゝもうそれ以上は怖くて言えない。
    そんな話になってくるとは。

    もちろん、次回作はあるだろう。
    なくてはいけない(来年の春らしい)。
    怖いけど。

    昨年驚きの連載開始を経て、7ヶ月間のインターバルを置いて5ヶ月間連載された物語は、一話とは全く違った話になっていた。
    もはや歴史的事実は背景に落とし遣られ、大老ポーまで、2度も登場して、物語を動かした。

    今の私は??マークでいっぱいだ。
    もっとも、重要なネタバレになるので、ここでそのひとつひとつを検証する野暮なことはしない。
    ともかく、青春時代にポーの一族に殺られた人は、必読作品である。

    2017年7月17日読了

  92. user より:

    美しい装丁
    40年ぶりの新刊

    数年前に宝塚歌劇が初めて舞台化したことで
    売ってしまった全作品をふたたび買いなおし
    読み直していたのでブランクを感じることなく…

    とはいえ舞台化されるまでも時折読み返したくなる
    作品でしたけれど

    続きがあるなんて思いもしなかったからお得な気分でした

    この作品全体が時系列にそって書かれていないので
    いったいどの巻のどの話の続きなのか
    旧作を読み返しながら考えるのも楽しみのひとつ
    (年表を作って公開してくださってるファンも!

    題名の「春の夢」はシューベルトの歌曲「冬の旅」から

    「美しい愛の歌だ」とエドガーが言う

    ウィルスの影響で遠出は控えていますが
    身近で季節が動く様子を日々目にしながら
    この曲を聴くと(ドイツ語で意味はわからないなりに)
    今世界中で起こっていることを忘れてしまいそうに…

    April 2020

  93. user より:

    ポーの一族を引っ張り出して読まねば!

    と、読んだ後に思う。

    遠い記憶の彼方になってるところに読んだので
    これはこれで萩尾さんらしくて良かったです。

    アランはやっぱりアランだ。

  94. user より:

    あまりの名作の続編
    期待しないわけはない
    でもこの作品はどうかな。

    作者が意図したことなのかヒロインの少女が猥雑で
    作品に魅かれない。

  95. user より:

    雑誌での連載から、とても待ち遠しかったコミックスです。
    まさかの、これこそが春の夢じゃないかと思える続編!
    表紙イラストも箔押しで、とても美麗です。

    40年ぶりのエドガーとアラン。
    彼らは永遠に生き続けているから、こうして再会できたのだな…と感慨深くなりました。
    年月を経て幾分顔つきや雰囲気が変わっているものの、やっぱりエドガーとアランだと思える魅力は何ひとつ変わることなくて、もう胸いっぱいです…!

    年代設定が後日談ではなく1940年代のイギリスとなっていて、ここにまたひとつ先生の描きたかったテーマがあるんだなと期待度満点に。

    ドイツから戦火を逃れてやって来た少女たちとエドガーの出会いから始まるストーリー。

    新たな永遠の生命を持つキャラが登場していたり、キングポーが大々的に登場していたりと興味が尽きない展開でした。
    怖かったのがクロエですね。
    エドガーから生気を吸い取って、ベタベタさわってけしからんと思ってたけど、今後モンスター化して再登場しそう…!

    ファルカの方の一族が今後どんな影響を及ぼしていくのかも楽しみです。

    ブランカがあんな激動の運命をたどるとは思いもよらなくて、胸がしめつけられました。
    ファルカと共に幸せになって欲しいですが…
    小鳥の巣までの間に何があったのかと、今後の展開を色々妄想中です。

    続編を読めたことは本当に奇跡のようで幸せです。
    続きも楽しみ。

  96. user より:

    絵が変わったけど、この絵も美しくて大好き。
    表紙が美しすぎて本棚にしまいたくない。

    ああ、もっと読みたい。

  97. user より:

    永劫の時を生きるエドガーとアラン。
    第二次大戦中ふとしたことで出会った少女ブランカとの交流。
    絵が綺麗で本当に春の夢のような作品。
  98. user より:

    母親が萩尾望都さんのファンなので、書店で見つけて買って帰った。
    喜んでもらえたので良かった。
  99. user より:

     連載中の「秘密の花園」にケイトリンという一族が出てくる。
    彼女の名が「春の夢」に出てくると指摘するブログがあって、再読する。
    確かにそう。
    自分は何処を読んでいたのか。

     初めて読むように面白い。

     二次大戦下のエドガーとアランの生活が描かれる。

     バンパネラ、広く不死の一族の設定が厚みを増す。

     新キャラクター ファルカから授かった能力は、今後の展開、とりわけ現代編にどう影響するのだろう。

  100. user より:

    何年経っての新シリーズか分からないけど、まだこんなストーリーがあったなんて…!
    あの重厚なストーリー、表で描かれた以外にももっともっと世界観が決まってるんだろうなと思ってたけど、これだけ経ってまたこんなストーリーを出せるのがすごい。

    続くのかなこれ…期待しちゃいます。

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