荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論【帯カラーイラスト付】


【帯カラーイラスト付】荒木飛呂彦がこよなく愛するホラー作品の数々は、『ジョジョの奇妙な冒険』をはじめ、自身が描いた漫画作品へも大きな影響を与えている。
本書では、自身の創作との関係も交えながら、時には作家、そして時には絵描きの視点から作品を分析し、独自のホラー映画論を展開する。
巻頭には「荒木飛呂彦が選ぶホラー映画Best20」も収録。
ホラー映画には一家言ある著者の、1970年代以降のモダンホラー映画を題材とした偏愛的映画論!

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コメント

  1. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    「ジョジョの奇妙な冒険」の荒木飛呂彦が、ホラー映画を語るッ!
    正直ホラー映画は苦手だが、荒木氏の熱い語りに押されて観てみたくなった。
    オススメ作品や見所も山盛り紹介されているので、ホラー映画入門書としてもオススメ。
  2. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    「すぐれたホラーは癒される」。

    ホラーは苦手でほとんど観たことがなかったのだが、『ドント・ブリーズ』をきっかけに観てみようと思いたち本書を手にとった。

    「『まったく見ない』のも極端だ」に納得。

    紹介作品が有名なものばかりなので通にはもの足りないかもしれないが、ぼくみたいな初心者にはありがたい。
    たくさんメモした。

  3. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    ”ホラー映画賛歌。

    ダン・オバノンさんも参加している「ゾンゲリア」がエントリーされていないのが残念。

    荒木飛呂彦さん、是非ご覧になってください。
    シックスセンスよりも以前に作成されている傑作の一つです。

  4. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    『「田舎に行ったら襲われた」系ホラー』っていう表現が面白かった!
    『悪魔のいけにえ』観てみたい。

    『アイデンティティー』『es(エス)』も観てみたい。

  5. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    借りたもの。

    ホラー映画のその魅力、恐怖の本質やそのストーリー構成、演出に至るまで簡潔に書かれた楽しめる映画論。

    昔見た名作から最近のものまで、ホラー映画のジャンル分けも面白く、時代によっての変化や、亜流に至るまでさらりと書いてある。

    恐怖の本質、死者への敬意の否定、安全と思われた場所が脅威となること、生きている人間同士の暗い闇――
    独自の世界観や身体描写が面白い『ジョジョ』作者の荒木氏は、こういう着眼点から作品へのインスピレーションを得ているのだろうか。

  6. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    荒木飛呂彦のホラー映画100選について、簡単なあらすじや感想がかかれている。

    結末は言わないが、みどころなどがかかれていて、そのホラー映画をみてみたくなった。
    みた映画は、もう一度みたくなった。

    また、ホラー映画とはどういうものなのかがかかれていておもしろかった。

  7. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    漫画家の荒木飛呂彦が、ホラー映画について語った一冊。

    ホラー映画について色々知れたのと同時に、自分がホラー映画について造詣があればもっと知れたと感じた。

  8. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    ホラー映画は基本的に観ません。
    だって怖いから。

    特にスプラッター等の残酷描写は生理的に受け付けません。

    もう本当にダメです。

    でも気になるんですよね、ホラー映画。

    うっかり観てしまった『スクリーム』とか『ファイナル・デスティネーション』とか面白かったし。
    昔観た『オーメン』『エルム街の悪夢』『ヘルレイザー』(序盤で挫折)も面白かった。

    プロットやカメラワークや演出がいいんですよね。

    怖いのがOKで生理的にも耐えられれば『ホステル』や『死霊のはらわた』や『悪魔のいけにえ』やら『サスペリア』やら、観てみたいのがいっぱいあります(多分無理だけど)。

    ホラー映画には『怖がらせる』というエンタテインメント性に徹したプロの仕事にワクワクする部分も確かにあります。

    ホラー観るのは無理だけど、そういう部分が気になる僕には良書でした。

    確かに荒木飛呂彦氏のマンガの緊迫感の演出や、追いつめられた主人公が窮地を脱する感じ、なんだかわからないけどこれから恐ろしいことが起こる雰囲気などはホラー映画に通じるものがあります。

    初期の『魔少年ビーティー』のサマーキャンプの話や、いけすかないキザな先輩と不良を手玉に取る話はホラー映画のシチュエーションだし、軍服マニアのおじさん達に拉致される話なんてホラーそのものですよね。

    ファンとしては『エイリアン』と『バオー来訪者』の関係、『ナインスゲート』と『岸部露伴』の関係などの興味深い話も多く楽しめました。

    そして最後の『恐怖の無限ループ』も荒木さんらしい仕掛けで面白かったです。

  9. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    文章が独特な所があって少し読みづらいかな?専門の文章書きの人ではないので文がうまくないというのはあるかも。
    社会背景と交えて書かれてるともっといいかな、とかコメントがありましたがそれはありますね。
    あまりガッチリとした映画論ではないです。
    ゆるく読みましょう。

    ただ作者の視点にジョジョ感をひしと感じ取れますので、ジョジョを好きな人はうまくリンクさせて考えると面白いかも。

  10. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    荒木先生のまんが作品のファンという事で、手に取りました。

    文章が読み易く、評価も明快。

    鑑賞済みの映画についての評価も、見方を変えればそうだなと思える部分が多く、再見したくなった作品あり、まだ観ていない作品に興味もそそられました。

    これからは大っぴらに「ホラーファン」と言ってもいいかな(笑)

  11. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    「ホラー映画なんて見る人の気が知れない」「映画は好きだけどホラーはちょっとね…」と言っている人に読んで欲しい本。

    なぜ人がホラー映画に惹かれるのか、分析しつつ荒木先生のお薦めを紹介してます。

    時々荒木作品とのつながりが伺える解説もあるので、ファンとしても十分楽しめます。

    でもまあ、それでも私はスプラッター系は駄目かも。

    解説読んでいるだけでぞっとする作品もちらほら。

  12. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    思ったより良かった。

    私はホラー映画が苦手で、楽しみ方がわからなかったのですが
    フィクションとして恐怖を楽しむという言葉に納得
    画面の外から、恐怖を煽る演出を賞味するのは確かに面白そう。

    でもその境地に達するまでにどれだけ恐怖と向き合わなければいけないのだろうか…
    スタンドの元ネタっぽい映画がちょいちょい出てきたり
    セルフパロがあったりとジョジョファンには3倍美味しいと思います
    あと、やっぱり沢山映画見て本を読んでいろんな経験をすることが
    面白い漫画を描く秘訣だと思いました。

  13. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    観たことある映画も
    何本か紹介されてて親近感。

    荒木先生の目の付け所は
    やっぱりおもしろいなあ

  14. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    『あれっ。
    これジョジョより面白いかも』

    今回は本の帯からやられた!

    「ゾンビの本質とは全員が平等で、群れて、しかも自由であることで、そのことによってゾンビ映画は「癒される」ホラー映画になりうるのです。

    そして「プレシャスに恐怖しろ!
    」からはじまるなんて、面白すぎます。

    作品よりも本人の方が面白いという人をまた見つけてしまった。

    映画論の基本としてクラシック(古典)、スタンダード(誰もが知っている定番)、ファディッシュ(最新の流行)の3つの位置関係を踏まえた上でそれぞれのジャンルを説明してくれるので、とってもわかりやすし、面白い。

    「リング」や「呪怨」ぐらいしか見たことなかったから、この本を参考にホラー映画まつりを一人でやろうっと。

  15. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    (2011/12/20購入)(2011/12/21読了)

    非常に常識的な内容だった。
    ジョジョもまともに読んだことないが、もっとぶっ飛んだ方かと思っておりました。
    すみません。

    ゾンビ映画がたまらなく好きな私ですが、ゾンビの”無個性”についての指摘には大いに納得させられました。

    紹介されている作品は、メジャーなものがほとんどで目新しいものはありませんでしたが、近代ホラー映画の総括として良書かと。
    バランスも良かったのでは。

  16. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    〉荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論

    1、ゾンビ映画

    ドーン・オブ・ザ・デッド
    1978 ジョージ・A・ロメロ

    サンゲリア
    1979 ルチオ・フルチ

    死霊のはらわた
    1981 サム・ライミ

    ブレインデッド
    1992 ピーター・ジャクソン

    28日後…
    2002 ダニー・ボイル

    2、「田舎に行ったら襲われた」系ホラー

    悪魔のいけにえ
    1974 トビー・フーパー

    わらの犬
    1971 サム・ペキンパー

    脱出
    1972 ジョン・ブアマン

    ヒッチャー
    1986

    サランドラ
    1977 ウェス・クレイブン

    ヒルズ・ハブ・アイズ
    2006 アレクサンドル・アジャ

    ジーパーズ・クリーパーズ
    2001

    モーテル
    2007 ニムロッド・アーントル

    3、ビザール殺人鬼映画

    ハロウィン
    13日の金曜日
    1978 ジョン・カーペンター

    クライモリ
    2003 ロブ・シュミット

    エルム街の悪夢

    スクリーム
    1996

    4、スティーブン・キング・オブ・ホラー

    スティーブン・キング

    ミザリー
    1990

    ミスト
    2007

    ペット・セメタリー
    1989
    最恐

    5、SFホラー映画

    エイリアン
    1979
    エイリアン2
    1986 ジェームズ・キャメロン
    エイリアン3
    1992
    エイリアン4
    1997

    遊星からの物体X
    1982 ジョン・カーペンター

    ブロブ 宇宙からの不明物体
    1988

    ステップフォード・ワイフ
    2004

    インビジブル
    2000 ポール・バーホーベン

    マイノリティ・リポート
    2002 スティーブン・スピルバーグ

    6、アニマルホラー

    ジョーズ
    1975

    ディープ・ブルー
    1999

    オープン・ウォーター
    2003

    リンク
    1986

    アラクノフォビア
    1990

    7、構築系ホラー

    デストラップ 死の罠
    1982 シドニー・ルメット

    ファイナル・デスティネーション
    2000

    キューブ
    1997

    アイデンティティー
    2003

    es
    2001

    ウェイヴ
    2008

    8、不条理ホラー

    ファニーゲーム
    1997 ミヒャエル・ハネケ

    ザ・チャイルド
    1976

    フォーガットン
    2004 ジョセフ・ルーベン

    ハプニング
    2008 M・ナイト・シャマラン

    スペル
    2009 サム・ライミ

    9、悪魔・怨霊ホラー

    エクソシスト
    1973 ウィリアム・フリードキン

    オーメン
    1976

    ヘルレイザー
    1987

    ナインズゲート
    1999 ロマン・ポランスキー

    THE JUON/呪怨
    2004

    10、ホラー・オン・ボーダー

    羊たちの沈黙
    1991 ジョナサン・デミ

    セブン
    1995 ディヴィッド・フィンチャー

    ノーカントリー
    2007

    バスケットケース
    1982

    エレファント・マン
    1980 ディヴィッド・リンチ

  17. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    ホラー映画は得意じゃないけど、面白く読める。

    「田舎に行ったら襲われた」系ホラーが一番気になる。
    「田舎に行ったら巻き込まれた」系ミステリーが好きなので…

  18. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    荒木飛呂彦がこよなく愛するホラー作品の数々は、『ジョジョの奇妙な冒険』をはじめ、自身が描いた漫画作品へ大きな影響を与えている。
    本書ではそんな著者が、自身の創作との関係も交えながら、時には作家、そして時には絵描きの視点から作品を分析し、独自のホラー映画論を展開する。
    巻頭には「荒木飛呂彦が選ぶホラー映画 Best20」も収録。
    ホラー映画には一家言ある著者の、1970年代以降のモダンホラー映画を題材とした偏愛的映画論!

    「ゾンビは、無個性だからこそ、怖い」「孤立して逃げ場がない怖さを実感した「田舎で襲われるホラー」、荒木飛呂彦作品に影響を与えたスティーブン・キング作品の魅力、様々なジャンルのホラー映画の魅力の数々に加えて、荒木飛呂彦作品のテーマである「芸術作品は『美しさ』や『正しさ』だけを表現するのではなく、人間の『醜さ』だとか『ゲスさ』とか、そういった暗黒面も描ききれていないと、すぐれた作品とは絶対にいえません。」
    この言葉には本書のあとがきに寄せられたものですが、まさに荒木先生の創作に対する姿勢をそのまま表した言葉だと思います。
    「ジョジョの奇妙な冒険」や「魔少年ビーティ」、「バオー来訪者」の特徴である個性的な登場人物のルーツが、分かる本でもあります。

    悪を魅力的に描くほど、善人が際立つ作風の秘密が、分かってまた荒木飛呂彦さんの作品を読み返したくなります。

  19. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    ホラー映画が読みたくなってくる本。
    Jホラーは思わせぶりなところが多くて好きになれないというのは同感。
    ここに乗ってるくらいの映画は全部見てみたい。
  20. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    自分がホラー好きなせいか、この本は、大変楽しめました。

    特に、ホラーの定義の所が、独特で、こういった視点で見ている人もいるのだなーとしみじみ感心。

    恐怖を喜びや楽しみに転嫁できる人必読の一品です。

  21. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    『ジョジョの奇妙な冒険』作者荒木飛呂彦による、偏愛的ホラー映画100選。

    いい意味でごく主観的に、エンターテイメント・芸術表現としてのホラー映画を語っており、著者の感受性が読み取れて面白い。
    「あーあのスタンド能力はあの映画から来てるのね」ということも分かるので、ホラー映画に興味が無くても、一ファンとして楽しめる。

    最後に、思わず突っ込んでしまった一文を引用。

    “主人公たちの一人がバスルームに入れば、誰しもが「入浴中、バスタブにドライヤーが落ちて感電死するんだろう」と予想するでしょう。

    しませんから!
    これがホラー映画脳というやつか…

  22. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    ホラー映画は好きだけど怖くて見れない…。
    なので、説明だけでいろいろ想像して見た気分になってみた。
    画像とかがあるともっと良かったな。
  23. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    荒木飛呂彦の思考が覗けるという点だけでも、お金を払う価値は十分あると思う。
    恐らく読んだ人は、取りあげられていた映画の何本かを借りて見るはめになるだろう。
  24. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    本の楽しみ方にはいろいろあると思っていて、この本は本当に、
    書いている人が楽しんでいて、それが伝わってこっちまでなんだか嬉しくなる、そんな本。

    映画のジャンルにもたくさんあって、好き、と言った時に
    いわゆる胸を張れるのが古典の名作だったりマイナーな監督の丁寧な作品なんだろうけど、
    例えばアニメとかとかホラーが好き、というとなんとなく、
    「あー」(語尾あがる、冷笑つき)のような反応に出くわすことが多い。

    娯楽が好き=現実逃避であって、しみじみと自分と向かい合うもんじゃないもんね。

    そう思ってなんとなく、アングラぽい卑屈さをちゅうぶらりんにしたままきたけれど、
    この本はそんな卑屈をばしん、と、あいや、

    おらおらおらおらおらおらおらおらおら!

    と、はねのけてくれる、卑屈な小市民の背中をどんとおしてくれる一冊でした。

    なんせ荒木先生にかかればホラーは

    ・世界の醜い部分をしかも誇張した形で、しかも自分はゼッタイに安全な場所からみられるため、向かいあうための予行演習としてすぐれている
    ・恐怖を相対化できればホラーはフィクションとしてそれを楽しむカタルシスを教えてくれる
    ・ホラーはきれいでないほうの真実を描いており、すぐれたそれは現実や人間の暗黒面を描いた芸術表現になりうる

    好きなものを好きということ、そうしてそれをきちんと言葉で伝えること。

    立ち読みした押尾守さんの本に「最近は自分の意見をきちんと表現できない人が増えている、と書かれていたけれど、こんなにまでまっすぐに「好き!
    」っていわれて、丁寧に「ほらほらかくかくしかじかでこうだから」っていわれるとなんだか、爽快感ですね。

    映画評もさすがの荒木目線で、人体構造の解体・再構築のような絵を描く目線もあれば、ストーリーテリングの巧みさに驚く目線など、素人と漫画家としてのプロの目線が行き来して、それも楽しい一冊でした。

    好きなものを好きっていうこと、単純だけどいいな、って、しみじみ思わせる一作。

  25. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    好きな映画について好きなように語る荒木先生、とても楽しそう。

    ただその視点・理論は独特で、荒木先生はやっぱり「一味違う」。

  26. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    観たことある映画も
    何本か紹介されてて親近感。

    荒木先生の目の付け所は
    やっぱりおもしろいなあ

  27. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    映画のことだけでなく、先生のお茶目なお人柄も伝わってくるという大きなオマケ付きの良本でした。
  28. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    ジョジョの作者の映画評論だが、昔からかなりの量の映画を見ている。
    それが作品にも反映されている。
    やはり普通の人ではない、偉大だ。
    俺も見てみたい映画あったけど、今年は時間ないね。
  29. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    個人的に、非常に面白かった。
    自分の中で曖昧だったホラーへの興味がすっきりした気がする。
    ホラー作品のあらすじの分量が多いが、その中に著者荒木飛呂彦氏の嗜好、独特のホラー観というものが読み取れて面白い。
    観客が怖い、と思えればそれは全てホラーである。
  30. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    『あれっ。
    これジョジョより面白いかも』

    今回は本の帯からやられた!

    「ゾンビの本質とは全員が平等で、群れて、しかも自由であることで、そのことによってゾンビ映画は「癒される」ホラー映画になりうるのです。

    そして「プレシャスに恐怖しろ!
    」からはじまるなんて、面白すぎます。

    作品よりも本人の方が面白いという人をまた見つけてしまった。

    映画論の基本としてクラシック(古典)、スタンダード(誰もが知っている定番)、ファディッシュ(最新の流行)の3つの位置関係を踏まえた上でそれぞれのジャンルを説明してくれるので、とってもわかりやすし、面白い。

    「リング」や「呪怨」ぐらいしか見たことなかったから、この本を参考にホラー映画まつりを一人でやろうっと。

  31. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    荒木飛呂彦ならではのところは薄め。
    映画論も薄め。
    フツーのホラー好きによるフツーの映画紹介本。
    著者が好きなもののみ紹介してるだけあって、どの映画も面白そうでたまらん。
    自分が視聴済みの映画であっても“何故あのホラーは面白かったのか”と再定義される感覚はなかなか面白い。
    突飛な視点でもないので映画玄人には物足りないだろうが。
    僕のようなヌルいホラー映画ファンは他の映画へのとっかかりによいかと。
  32. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    荒木先生のマンガ(JOJOとか)のかき方はああ、こんなのを参考にしていたんだな~と思ったりした。
    ただ、あえて、この中に描かれている映画を読もうとは思わないけど・・・。
  33. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    借りたもの。

    ホラー映画のその魅力、恐怖の本質やそのストーリー構成、演出に至るまで簡潔に書かれた楽しめる映画論。

    昔見た名作から最近のものまで、ホラー映画のジャンル分けも面白く、時代によっての変化や、亜流に至るまでさらりと書いてある。

    恐怖の本質、死者への敬意の否定、安全と思われた場所が脅威となること、生きている人間同士の暗い闇――
    独自の世界観や身体描写が面白い『ジョジョ』作者の荒木氏は、こういう着眼点から作品へのインスピレーションを得ているのだろうか。

  34. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    自分も見た事があるもの。

    エクソシスト、ジョーズ、ゾンビ、エイリアン、13日の金曜日、遊星からの物体X、デッドゾーン、エルム街の悪夢、バタリアン、ペットセメタリー、ミザリー、羊たちの沈黙、セブン、フロムダスク・ティルドーン、リング、シックス・センス、マイノリティ・リポート、ドリーム・キャッチャー、アイアム・レジェンド、
    もちろん、ジョジョの奇妙な冒険。

  35. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    期待し過ぎた・・・。

    もっと、
    この人の漫画の科白みたいに、
    際立った文章表現をしているものだと思ったのだけれど、
    あまりにも普通だったのでがっくし。

    内容も、
    表現論に終始していた印象だったから、
    もう少し俯瞰して語って欲しかったな。

    社会背景と交えてとか。

    着眼点は面白いと思う(えらそう)。

  36. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    ゾンビは癒し!

    ジョジョでおなじみの荒木飛呂彦先生の
    ホラー映画に対する程良く熱いエッセイ新書。

    『サスペリア』『エクソシスト』あたりで開眼しているので
    本書にもあるようにそれ以降のホラー映画がメインで
    古典ホラーは見てはいるだろうけど扱っていない。

    スティーブン・キングで1章使っているところも嬉しい。

    またマイナーな映画も扱っていないので
    ホラー好きな人ならば9割はわかるわかる!
    と読める一方、
    100本紹介されているので1本1本についての内容は薄い。

    『シックス・センス』についてのみ
    致命的なネタバレをしているので要注意。

    (よほどお気に入りなのかジョジョ第6部でもバラしている…)

    2011年ラスト読書でした。

  37. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    流石に日本を代表するロマンホラーの作者だけあってホラーに対する造詣も深い、シックスセンス以外殆どの作品のネタバレをせずにその作品の魅力を述べていて、単なる知識のひけらかしではない知性を感じられる。
  38. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

     漫画家・荒木飛呂彦が、その創作の源泉である「ホラー映画」について、十の項目に分類して独自の視点で語りつくしたガイドブック。

     60年代以降から現在まで、S級からZ級まで、様々な映画を観てきた作者自身が選ぶホラー映画「ベスト20」のリストつき。

     紹介されている映画を片端から観れば、どの作品が『ジョジョ』のネタに使われているか解っちゃって、ファンにはたまらないかも。

     汚いけど面白いホラーもあれば、怖いけど美しいホラー、笑いと恐怖が程よくブレンドされたホラー、と一口にホラー映画と言っても色々な作品があります。
    「ホラー映画だから」と忌避するのではなく、まずはこの本を読んで、それから自分の嗜好に合ったホラー映画を探してみてはいかがでしょうか。

     また、恐怖は想像力を豊かにします。
    子供に温めのホラーを何本か観せれば、危ないことをやったり危険なところに近づいたり、一人で行動して迷子になったりすることがなくなって、親に心配をかけない子になるかもしれませんよ?

  39. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    ホラーおよびサスペンスの新しめのものへの感想。

    こういう分野別の紹介は他にいくらでもあるのに。

    この本の企画自体が若干意図不明。

  40. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    ウィキペディアでいうところの、いわゆる「独自研究」の純粋な塊。
    ホラー映画について「世間ではこう評される」「興行成績はどうだった」など余人の反応やデータを一切差し挟まず、鉄塔徹尾「映画タイトル」と「主観に基づく感想・考察」だけを縷々畳み掛けるさまがもはや爽快。

    「ゲスなもの」から何を見てとるか。
    純粋芸術と戯作との境界は製作者の手を離れて、鑑賞者の目や心の有様に思いのほか大きく委ねられているのかな。
    じゃあ表現の規制やレーティングはどうあればよいのか、悩ましいなと思った。

    最後に「あとがき」を読んだところで、この本が実は「震災本」でもあることに気づかされてはっとする。
    安全なところから観察する恐怖が癒し…。

  41. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    荒木先生のファンなのでこの本を買って読んでみた。
    荒木先生のマンガは大体読んだことはあるが、こういう本はあまり読んだことがなかったので新鮮だった。
    この本を読んでいると先生がかなりホラー映画観ていて詳しいってことがわかる。
    先生のマンガの描き方について書かれていたのが興味深かった。
    ホラー映画はあまり好きではないがこの本を読んでホラー映画に興味を持ったので、この本に書かれている90年代以降の映画今度機会があったら読んでみたいと思う。
  42. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    期待してたほどの映画評じゃなかったなー。
    参考になったし、観たい映画がたくさん出来たけど、それだけ。
    正直文章があんまり上手くないなーという感じで、読んでてあんまりワクワク出来なかった。
  43. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    「キューブ」や「ドリームキャッチャー」など、自分が好きなホラー映画も含め、様々なジャンル100作品についてについて書かれていて「こんな映画もあるんだー」とワクワクした。

    先生からのホラー映画作品に対する愛が感じられた。

  44. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    荒木飛呂彦がこよなく愛するホラー作品の数々は、『ジョジョの奇妙な冒険』をはじめ、自身が描いた漫画作品へ大きな影響を与えている。
    本書ではそんな著者が、自身の創作との関係も交えながら、時には作家、そして時には絵描きの視点から作品を分析し、独自のホラー映画論を展開する。
    巻頭には「荒木飛呂彦が選ぶホラー映画 Best20」も収録。
    ホラー映画には一家言ある著者の、1970年代以降のモダンホラー映画を題材とした偏愛的映画論!

    「ゾンビは、無個性だからこそ、怖い」「孤立して逃げ場がない怖さを実感した「田舎で襲われるホラー」、荒木飛呂彦作品に影響を与えたスティーブン・キング作品の魅力、様々なジャンルのホラー映画の魅力の数々に加えて、荒木飛呂彦作品のテーマである「芸術作品は『美しさ』や『正しさ』だけを表現するのではなく、人間の『醜さ』だとか『ゲスさ』とか、そういった暗黒面も描ききれていないと、すぐれた作品とは絶対にいえません。」
    この言葉には本書のあとがきに寄せられたものですが、まさに荒木先生の創作に対する姿勢をそのまま表した言葉だと思います。
    「ジョジョの奇妙な冒険」や「魔少年ビーティ」、「バオー来訪者」の特徴である個性的な登場人物のルーツが、分かる本でもあります。

    悪を魅力的に描くほど、善人が際立つ作風の秘密が、分かってまた荒木飛呂彦さんの作品を読み返したくなります。

  45. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    人間にとって醜いもの、汚いもの、残酷なものは避けようがない。
    そういった側面を、自分は安全な位置にいながら体験することができるのがホラー映画だ、という主張は新鮮だった。

    ある種予行演習としてホラー映画で学習しておく、という楽しみ方がある。
    恐怖を相対化することで、フィクションとして楽しむことのカタルシスが生まれると。

    序章がそのように始まったのち、10のカテゴリごとに複数のホラー映画の解説がなされる。

    そして、恐怖の表現は人間の心や文化の発展に必要であり、癒しの行為であると、東日本大震災と関連付けて締めくくられている。

    でもやっぱりホラー映画は見る気になれない。

  46. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    文章が独特な所があって少し読みづらいかな?専門の文章書きの人ではないので文がうまくないというのはあるかも。
    社会背景と交えて書かれてるともっといいかな、とかコメントがありましたがそれはありますね。
    あまりガッチリとした映画論ではないです。
    ゆるく読みましょう。

    ただ作者の視点にジョジョ感をひしと感じ取れますので、ジョジョを好きな人はうまくリンクさせて考えると面白いかも。

  47. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    モノの捕らえ方は人によって異なる。

    これは単純にその人の性質によって異なっているだけでなく、
    その人の感受性、経験、能力によって理解できる範囲が異なるためである。

    感じ取れる人というものは、
    同じモノを見ていても理解度が全然違う。

    この本を読んであらためて、
    どれだけ無意味に画面を見ていたんだろうと感じた。

    (以下抜粋。
    ○:完全抜粋、●:簡略抜粋)
    ○ストーリー全体を元に演出していくのではなく、
     シーンが生きるようにストーリーを作っていく(P.47)

    ●「主人公を不自然ではない形で密室のような状況に置くにはどうするか」とか、
     「主人公を容赦なく扱う」など(P.134)

  48. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    あまりホラーは見ないのだが、それでも楽しんで最後まで読み終えられた。
    荒木ファンだからかも。
    個人的には『ファイナル・ディスティネーション』が観たくなった。
  49. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

     ジョジョはそこまで詳しくないのだけれども、ホラーで検索していたら出てきたので衝動買い。
    電子書籍にて購入。

     評論というより感想に近いかな。
    こういうホラー映画があってこんなの観てきて、っていうおはなしなので、気になる作品探しのひとつとしていいかもしれない。

     だいたい観ていたから似通っているというかホラーは偏るのかなあという印象w

  50. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    自分がホラー映画を(そもそも映画を)全然見ない人間なので、「荒木先生っぽい」と感じていた要素の多くが本書で挙げられた映画に含まれていることが感じられて、驚きと同時にニヤけながら読んだ。

    といっても、本人の体験した「怖い」エピソードも非常にジョジョっぽいところから考えるに、荒木先生が映画から「ぽい」要素をつまんできてるんじゃあなくて、荒木先生がそういった表現を内面化してる…もしくは先生と映画が惹きあっているからそういう「ぽい」要素が感じられるのかも。

  51. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    荒木先生のまんが作品のファンという事で、手に取りました。

    文章が読み易く、評価も明快。

    鑑賞済みの映画についての評価も、見方を変えればそうだなと思える部分が多く、再見したくなった作品あり、まだ観ていない作品に興味もそそられました。

    これからは大っぴらに「ホラーファン」と言ってもいいかな(笑)

  52. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    ホラー映画はあまり好きではない。

    ジョジョの奇妙な冒険は大好きだ。
    でもよく考えたらジョジョにはホラーの要素もある。

    恐々であるが読んでみた。

    面白い!

    ひたすらホラー映画を紹介しているのだが、その紹介文を読んでいるだけで映画を見た気になってしまう。
    町山智浩氏のトラウマ映画館のよう。
    ネタバレしないように気をつかっているのと、おそらく著者の性格である丁寧さによって真に迫ってくる感じがいまひとつない。
    しかしそれが逆におしゃれなカフェでゲテモノ料理を出されているような微妙な感覚がまた良い。

    ゾンビ映画を癒しとする著者の感覚には、いまひとつ共感できなかったが。

  53. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    荒木飛呂彦氏による、ホラー映画案内。

    まず私、ジョジョファンで、ホラー映画はほとんぞ観ない(ベスト20の中でも「アイ アム レジェンド」しか観たことない)人間です。

    まずホラー映画の案内書としてはとても入りやすく、読みやすい。
    ホラー映画を観る意義の一つを、現実の不幸や悲惨を相対化するため、とするあたりや、ホラー映画に癒しを求めるなど独特の視点が多く、非常に楽しく読める。

    「何で金払ってまで怖い思いしなきゃならんのだ!
    」というのが基本的な私のスタンスだが、恐怖だけでない映画としてのスゴさ・芸術性をもった作品が多く存在すること(もちろん、恐怖が前提だが)を知り、何点か鑑賞したい作品も出てきた。

    一方で、「やっぱりこんな作品、死んでも観たくね~」みたいなジャンルも出てくるのも確か(「ファニーゲーム」とか紹介文を読むだけで胸糞悪くなるw)。

    勿論それは、紹介している対象の性質の問題であり、本書の価値云々ではないことは断っておく。

    他方、ジョジョファンとして読むとどうか。

    これはとっても面白い。
    本書の中では、直接的にジョジョの話題には殆ど触れていないものの、ファンが読めばジョジョがいかに荒木氏のホラー映画体験を色濃く反映しているかが読み取れる。

    ジョジョの1部がモロに影響を受けているのはもちろんのこと、スタンドや登場人物のアイデアだけでなく、作品の骨格も、多くの影響を受けているのが垣間見えて非常に楽しい。

    というわけで、ホラー映画初心者とジョジョファンには少なくともオススメできる内容。

  54. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    (2011/12/20購入)(2011/12/21読了)

    非常に常識的な内容だった。
    ジョジョもまともに読んだことないが、もっとぶっ飛んだ方かと思っておりました。
    すみません。

    ゾンビ映画がたまらなく好きな私ですが、ゾンビの”無個性”についての指摘には大いに納得させられました。

    紹介されている作品は、メジャーなものがほとんどで目新しいものはありませんでしたが、近代ホラー映画の総括として良書かと。
    バランスも良かったのでは。

  55. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    ホラー映画、というより、作者の好きな映画について書いたもの。

    一般的なホラーの区分とは違うので、見たことがあるものも含まれていた。
    ホラーファンでも、すごく怖い、と思って見ていることがわかって面白かった。
    薀蓄も面白い。

    でも、ホラー映画は絶対に見ない気持ちは変わらない。

  56. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    ホラーをさらに細かくジャンル分けし、様々な種類のホラー映画が紹介されている本。

    紹介されている映画を見たくなるような、そういう紹介のされ方はさすがだと思いました。

    以前見たことある映画も、自分とは違った、筆者独特の見方をしていたりするので、そういった観点からもう一度見て見ようとも思いました。

  57. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    年代やジャンルに分けてこまかく解説してあり、荒木さんのホラー映画好きが伝わります。
    メジャー所をしっかり押さえてくれているのもいい!
  58. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    作中でもホラー映画のオマージュが見て取れる日本でも屈指のカルト的人気を誇る天才マンガ家の独自のジャンル分け/分析を施した初心者にもやさしいホラー映画論。

    「フィクションによる怖さ」に独特の美学をもった荒木唯一神のハードな画風からは想像できない(実はコミック巻頭コメントからは想像が容易な)柔かく優しい文体で書かれるホラー映画評は読み易く『ジョジョ』シリーズファンのみならず映画好きにも今後の鑑賞の参考になりそうな良書。

    出来れば取り上げた映画作品全てに点数付けしてもらいたかった。

  59. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    先に映画の掟の方を読んでしまって、そちらが面白かったのでさかのぼって購入。

    荒木先生の定義する『ホラー映画』についてぎっしり書かれています。

    映画が見たくなるのは、映画の掟と同じ。

    こちらも、ああ、そんな風に作品に昇華されてるのかー、ってことがわかったりするので興味深いです。

    しかし、紹介する文章ひとつで、作品に対する興味は変わるものだなあと思います。

    紹介する人が好きか嫌いか、にも左右される気はしますが。

  60. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    漫画家の荒木飛呂彦が、ホラー映画について語った一冊。

    ホラー映画について色々知れたのと同時に、自分がホラー映画について造詣があればもっと知れたと感じた。

  61. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    ゾンビもスプラッタも悪霊も好きじゃないんだけど、「こんな見方があるのか!
    」とか気づかされた。
    んー…あらすじかいてくれてるから興味はわくんだけど、ほんとに観れるかは…どうかな(笑)
  62. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    同僚の女性が、王様のブランチで紹介されていたパニック系の映画について「誰がこういうの観るんですか?」って真顔で言ってて、ちょっと可笑しかったのを思い出しました。

    こういう人が、観るんですね。

    ホラー映画好きというと、「血や殺戮といった残酷なものや恐怖を純粋に好み、淫する人」のタイプのイメージが強いわけで、ちょっとアブナいと思っていましたが、そうではない見方もあると。

    「恐怖を相対化する」とは、言い得て妙で、本書全体を通してのスタンスがまさにそう。
    残酷なシーンを語っているのに、血なまぐさい印象は全くなく、シュールなユーモアさえ感じます。
    また、「作り手」の視点からの分析は非常に緻密で、新鮮。

    いくつかの作品は、観てもよいかもと思いました(んで、後悔するんだ、きっと)。

    もっとも、日本のホラーについて、演出がトロトロしていて退屈と一蹴しているのは、賛成しかねます。
    あの間や演出は、ハリウッドでは真似できない表現のワザで、独特の恐怖を生んでいるのだと思います。

  63. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    「ジョジョの奇妙な冒険」の荒木飛呂彦が、ホラー映画を語るッ!
    正直ホラー映画は苦手だが、荒木氏の熱い語りに押されて観てみたくなった。
    オススメ作品や見所も山盛り紹介されているので、ホラー映画入門書としてもオススメ。
  64. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    正直、最近ほとんどホラー映画は見なくなっていましたが、構築系にはちょっと興味持ちました。
  65. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    ホラー映画をオリジナルにカテゴリー分けしていておもしろかった。

    本を出すくらいだから当たり前ですが、著者がホラー映画を非常に好きなことが伝わってきました。

    また、ジョジョの奇妙な冒険のストーリー作りにもかなりホラー映画のいいところを取り入れてるなと感じました。

    著書の中で見てみたくなった映画は
    「ファイナル・ディスティネーション」
    「ファニーゲーム」
    「フォーガットン」

  66. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    イロイコ先生の、創作の源泉を垣間見ることができる一冊。

    ちょうど「ドリームキャッチャー」を観たばかりだったので、自分と荒木氏の感想のギャップを検証したり。
    そうですトイレは誰しも無防備になる数少ない空間なのです。

    「ゾンビ映画は癒しである」は間違いなく名言!

  67. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    「これのねここがね,面白いんだよ」って話してもらうと
    こんなにわくわくするんだ。

    ホラーだと聞いて、荒木さんじゃなかったら食指にも触れなかっただろう。

    ホラーやサスペンスは怖くて敬遠していたのだけれど(お化け屋敷とかも)、
    まえがきを読んだだけで「さてどれから観ようかな」となっていた。
    不思議。

    自分が「怖い」だけでくくっていたホラー映画にも、
    様々な怖さのタイプがあり、演出の違いがあり、良し悪しがある。

    「怖い」を嫌がる感情ではなく楽しむ感情として話しているのが、
    いつの間にか観たくなった理由かも。

    ホラー映画があまりに好きだったために、ジョジョへの影響もすさまじかったよう。

    フレディの出る「エルム街の悪夢」から特殊な効果音のアイデアを、
    「ヘルレイザー」のピンヘッドなどからキャラクターのアイデアを得たとのこと。

    確かにジョジョのあの雰囲気は、ホラーに分類できるのかも(特に1,2部)。

    紹介されていた作品(100作品ほど!
    )で気になったものもいくつか。

    何度か出てきた死霊のはらわたが妙に。

    たぶん途中で目をつぶっちゃう作品も多いんだろうなあ、
    という気持ちでいながらもツタヤに行ってみようと思ったのだった。

  68. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    〉荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論

    1、ゾンビ映画

    ドーン・オブ・ザ・デッド
    1978 ジョージ・A・ロメロ

    サンゲリア
    1979 ルチオ・フルチ

    死霊のはらわた
    1981 サム・ライミ

    ブレインデッド
    1992 ピーター・ジャクソン

    28日後…
    2002 ダニー・ボイル

    2、「田舎に行ったら襲われた」系ホラー

    悪魔のいけにえ
    1974 トビー・フーパー

    わらの犬
    1971 サム・ペキンパー

    脱出
    1972 ジョン・ブアマン

    ヒッチャー
    1986

    サランドラ
    1977 ウェス・クレイブン

    ヒルズ・ハブ・アイズ
    2006 アレクサンドル・アジャ

    ジーパーズ・クリーパーズ
    2001

    モーテル
    2007 ニムロッド・アーントル

    3、ビザール殺人鬼映画

    ハロウィン
    13日の金曜日
    1978 ジョン・カーペンター

    クライモリ
    2003 ロブ・シュミット

    エルム街の悪夢

    スクリーム
    1996

    4、スティーブン・キング・オブ・ホラー

    スティーブン・キング

    ミザリー
    1990

    ミスト
    2007

    ペット・セメタリー
    1989
    最恐

    5、SFホラー映画

    エイリアン
    1979
    エイリアン2
    1986 ジェームズ・キャメロン
    エイリアン3
    1992
    エイリアン4
    1997

    遊星からの物体X
    1982 ジョン・カーペンター

    ブロブ 宇宙からの不明物体
    1988

    ステップフォード・ワイフ
    2004

    インビジブル
    2000 ポール・バーホーベン

    マイノリティ・リポート
    2002 スティーブン・スピルバーグ

    6、アニマルホラー

    ジョーズ
    1975

    ディープ・ブルー
    1999

    オープン・ウォーター
    2003

    リンク
    1986

    アラクノフォビア
    1990

    7、構築系ホラー

    デストラップ 死の罠
    1982 シドニー・ルメット

    ファイナル・デスティネーション
    2000

    キューブ
    1997

    アイデンティティー
    2003

    es
    2001

    ウェイヴ
    2008

    8、不条理ホラー

    ファニーゲーム
    1997 ミヒャエル・ハネケ

    ザ・チャイルド
    1976

    フォーガットン
    2004 ジョセフ・ルーベン

    ハプニング
    2008 M・ナイト・シャマラン

    スペル
    2009 サム・ライミ

    9、悪魔・怨霊ホラー

    エクソシスト
    1973 ウィリアム・フリードキン

    オーメン
    1976

    ヘルレイザー
    1987

    ナインズゲート
    1999 ロマン・ポランスキー

    THE JUON/呪怨
    2004

    10、ホラー・オン・ボーダー

    羊たちの沈黙
    1991 ジョナサン・デミ

    セブン
    1995 ディヴィッド・フィンチャー

    ノーカントリー
    2007

    バスケットケース
    1982

    エレファント・マン
    1980 ディヴィッド・リンチ

  69. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    「ホラー映画なんて見る人の気が知れない」「映画は好きだけどホラーはちょっとね…」と言っている人に読んで欲しい本。

    なぜ人がホラー映画に惹かれるのか、分析しつつ荒木先生のお薦めを紹介してます。

    時々荒木作品とのつながりが伺える解説もあるので、ファンとしても十分楽しめます。

    でもまあ、それでも私はスプラッター系は駄目かも。

    解説読んでいるだけでぞっとする作品もちらほら。

  70. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    すごい昔から現在に至るまでのホラー映画についての荒木先生の評論
    偏愛的ホラー映画100選

    一般的にホラー映画と分類されないものも、荒木先生が思うホラー的要素がある映画はホラー映画とされて、この本では紹介されています。

    大半は自分も見たことがある映画でしたが、この本を読むと見たことがない映画もすごい見たくなります。

    荒木先生と同じような感想を持っている映画の時はなんだかめっちゃ嬉しくなります。

    特に荒木先生が9位にも挙げている「ファイナル・デスティネーション」は自分もかなりのオススメです。

    荒木先生好き、ホラー映画好きは是非読んだ方が良い一冊です。

  71. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    荒木飛呂彦さんの定義によると、ひたすら「観客を怖がらせるために作られた」映画がホラー映画ということです。
    さらにエンターテイメントでもあり、恐怖を通して人間の本質にまで踏み込んで描かれているような作品であれば、紛れもない傑作ということです。

    正直な話、ホラー映画はかなり苦手で積極的に観ようと思ったことはないのですが、上記の定義から、『ジョーズ』『ナインスゲート』といった自分好みの映画も含まれていたのには驚きました。
    (笑)このため、この定義には多少異議あり!
    なんですが・・・。
    (笑)また、「ホラー」というか、サイコサスペンスやオカルト系などは割と自分は好きな方なのですが、本書では『エクソシスト』や『オーメン』、ボーダラインに位置付けられている『羊たちの沈黙』や『セブン』も取り上げられていて、何だ自分も「怖いもの」が好きなのかなと。
    (笑)スリルとカタルシスを求めているんだ、とちょっと抵抗してみたりして。
    (笑)それも「ホラー」あってだろ!
    と言われてしまいそうですが・・・。

    しかし、これまでいわゆる純前たる「ホラー」と認識していた『13日の金曜日』や『エルム街の悪夢』『ソウ』などはやはり怖くて怖くて観れそうにありません。
    本書の紹介文を読んだだけで怖くて震えあがってしまったほどです。
    (笑)『エイリアン』『リング』『ミザリー』『アイ・アム・レジェンド』なども確かに面白くて名作だなと思いますが、あの恐ろしさを観てしまったからには再見の心境へはなかなか到達し難いなあ。
    (笑)『ゾンビ』を観て癒されるという著者の領域までにはまだまだ遠そうですね。
    (笑)
    「人間の本質」には確かにダークな面があり、こうした映画が作られ観る人がいるということは、やはり人には「恐怖」を見て、味わい、疑似体験したいという欲求があるのでしょう。
    ただ脳内麻薬を大量発生させたいマニアな方もいるのでしょうけど・・・。
    (マニアな方、失礼!
    )そうした「怖さ」を演出するには、かなり緻密な計算やアイデアが必要ということで、観客との「知恵比べ」は今後もますます高度化していくと思われ、これにはちょっと感心ものです。
    熱狂ファンではないだけに「楽しみ」です、とはなかなか言えないところではありますが。
    (笑)
    単なる猟奇的な部分の「怖さ」だけではなく、異質なものへの「恐怖」や見えないものへの「恐怖」、社会的「恐怖」など、多面的な「恐怖」のアプローチによる人間心理とその行動様式についての視点はなかなか鋭いですね。
    本書では荒木氏のホラー映画への限りない愛が感じられて、その深奥さにはただただ感銘します。
    (笑)

  72. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    荒木先生が影響を受けたホラー映画について知る事ができ、ファンとしては嬉しかった。

    特にゾンビ映画とスティーブン・キング原作の映画について熱く語っていた。

    そういえば数あるゾンビ映画の元になった最初の作品「ゾンビ」はまだ観た事がないので観てみたくなった。

    子供の頃は純粋に怖がって観ていたホラー映画だが、最近はあまり観なくなってしまった。
    もう一度あの頃の気持ちを思い出しながら観れたらいいなと思う。

  73. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    ホラー映画には全く興味わかなかったが
    ここに紹介されたいくつかを観てみたくなった
  74. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    ホラー映画の存在意義はどこにあるのか?というとても学術的なテーマで、かなり真面目に熱く語っているホラー映画論。

    この本で紹介されている作品を全部観ていたら、もっと著者に共感できると思う。

    『死霊のはらわた』のサム・ライミ監督にインタビューするという羨ましい機会に恵まれ、「監督はなぜいつも撮影現場でスーツを着ているのか」と質問したところ、「映画に敬意を表するためだ」という答えが返ってきたというエピソードが印象に残っている。

  75. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    ジョジョの奇妙な冒険の作者で有名な荒木飛呂彦氏によるホラーの楽しみ方の本。

    荒木飛呂彦氏の漫画は切り口が変わっており非常に面白い。
    難局に直面する主人公が読者の予想を裏切る形で突破口を見出す。
    意外性を求めすぎると展開が不条理となってしまい読者から失望を買うが、荒木氏の漫画の切り抜け方はそれなりのきちんとした理由があり、それが爽快感と感動を誘う。

    まずは、本書を読んで同氏の原点がホラー映画にあったことが分かる。

    個人的にはホラー映画といえば非日常の恐怖という刺激を受けたくて見に行くものと思っていた。
    (怖いもの見たさ)
    人間の闇の部分である残虐性を引き出すものが多いと思っていたが、荒木氏の視点は違う。
    ホラー映画といっても普通の映画と同じでピンからキリまであり、芸術的なものもあると主張する。

    本書ではホラー映画を以下のカテゴリーに分けている。

     1) ゾンビ映画
     2) 田舎に行ったら襲われた系ホラー
     3) ビザール殺人鬼映画
     4) スティーブン・キングのホラー
     5) SFホラー
     6) アニマルホラー
     7) 構造系ホラー
     8) 不条理ホラー
     9) 悪魔・怨霊系ホラー

    荒木氏の解釈も面白い。

    シーンの見せ方は映画と相通づるところもあり、痛みの表現方法、鑑賞者の心理を追詰める様なストーリー展開に注目した見方をしている。
    それ故にホラー映画の本質をしっかりと見抜き、それを楽しみながら自分の仕事にもしっかり生かしている。

    ゾンビ映画の章では、以下のコメントを残している。
    (一部加筆)

    ・ゾンビの本質とは全員が平等で、群れてしかも自由であること。
    その為ゾンビ映画は緊張感とゆるさが同居し、その結果「癒されるホラー映画」になりうる。

    こんなことを言ってのけるのはさすが荒木飛呂彦である。
    彼の視点を理解した上でホラー映画を見たくなってきた。

  76. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    思っていたのより意外と中味が濃く感心した。

    見た映画も多く私自身もホラー好きなんだと認識した。

    まだ見てないのもレンタルしてみなくては。

    著者自身のホラー映画に対してのポリシーが一本しっかりとして好感が持てた。

  77. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    [ 内容 ]
    荒木飛呂彦がこよなく愛するホラー作品の数々は、『ジョジョの奇妙な冒険』をはじめ、自身が描いた漫画作品へも大きな影響を与えている。

    本書では、自身の創作との関係も交えながら、時には作家、そして時には絵描きの視点から作品を分析し、独自のホラー映画論を展開する。

    巻頭には「荒木飛呂彦が選ぶホラー映画Best20」も収録。

    ホラー映画には一家言ある著者の、一九七〇年代以降のモダンホラー映画を題材とした偏愛的映画論。

    [ 目次 ]
    まえがき モダンホラー映画への招待
    第1章 ゾンビ映画
    第2章 「田舎に行ったら襲われた」系ホラー
    第3章 ビザール殺人鬼映画
    第4章 スティーブン・キング・オブ・ホラー
    第5章 SFホラー映画
    第6章 アニマルホラー
    第7章 構築系ホラー
    第8章 不条理ホラー
    第9章 悪魔・怨霊ホラー
    第10章 ホラー・オン・ボーダー

    [ 問題提起 ]

    [ 結論 ]

    [ コメント ]

    [ 読了した日 ]

  78. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    漫画家荒木飛呂彦がホラー映画をかなり熱く、そして理論的に語る一冊。

    荒木飛呂彦がホラー好きってのは知っていたが、ここまで愛しているとは驚いた!
    まさにホラー映画をきちんと論でじていて、漫画家ならではの視点や、人間がホラーを見る意味について語っている。
    メジャー作品からマニアックな作品までとりあげている映画のラインナップも幅広く映画好きも納得の出来ではないでしょうか。

    特にゾンビ映画の考察はさすがと言った感じ。
    ちなみに私のベストホラー映画もやはり「ゾンビ」です!
    ほのぼのホラー!
    癒し系ホラー!

  79. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    荒木師匠のホラー映画評論。
    次の著作となる「偏愛」サスペンス映画評論を読んで入手。

    ホラー映画とは、「癒し」であるとして、東日本大震災後「地震ごっこ」をして遊ぶ子供達の行動を傷ついた心を自動修復していく過去のトレース行動であるとする「あとがき」の一説が興味深い。

    もちろん、各論の視点も師匠らしく面白い。

    「ゾンビ映画って、実はユルい」「田舎にいったら襲われた系」「構築系」「米国の新興住宅って実は逃げ場がない」「都市伝説の援用が大切」など。

    「構築系」は、実に興味を引かれる。

    ジョジョの登場キャラのヒントになったモチーフなどを直接、間接に語られてもいる。

    ただし、ホラー映画はネタバレしにくいジャンルなので、作品紹介が書きにくそうな印象を持った。

    2000年以降、不勉強な時期だったので、レンタルショップで紹介された映画を借りたくなったなあ。

    図書館で借りました。

  80. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    「すぐれたホラーは癒される」。

    ホラーは苦手でほとんど観たことがなかったのだが、『ドント・ブリーズ』をきっかけに観てみようと思いたち本書を手にとった。

    「『まったく見ない』のも極端だ」に納得。

    紹介作品が有名なものばかりなので通にはもの足りないかもしれないが、ぼくみたいな初心者にはありがたい。
    たくさんメモした。

  81. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    エンターテイメントそのものより
    エンターテイメントをこよなく愛する人が語るものこそが一番のエンターテイメントだと思う。
  82. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    荒木さんのホラー映画への愛情がひしひしと感じられる本。

    ジャンルは、ゾンビからSFホラーへと多岐にわたるので、好きな章も苦手な章もあるけど、全体的に面白い。

  83. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    思ったより良かった。

    私はホラー映画が苦手で、楽しみ方がわからなかったのですが
    フィクションとして恐怖を楽しむという言葉に納得
    画面の外から、恐怖を煽る演出を賞味するのは確かに面白そう。

    でもその境地に達するまでにどれだけ恐怖と向き合わなければいけないのだろうか…
    スタンドの元ネタっぽい映画がちょいちょい出てきたり
    セルフパロがあったりとジョジョファンには3倍美味しいと思います
    あと、やっぱり沢山映画見て本を読んでいろんな経験をすることが
    面白い漫画を描く秘訣だと思いました。

  84. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    荒木飛呂彦による映画の感想本です。
    「ゾンビ映画がジョジョに与えた影響」とか「ホラー映画とスタンドの関係」みたいのは期待しない方が良いです。
    荒木飛呂彦がどんなホラー映画に興味があるのかが読める一冊。
    個人的には『遊星からの物体X』の話題が出てきたのが嬉しかったです。
    それ以外は、まあ…。
  85. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

     この本で言う「田舎にいったら襲われた」系ホラーの分野は、自分では絶対に選択しないところでした。
    『わらの犬』とかは、面白そうなので今度みてみます。
  86. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    ホラーを観たいなんて、これ読まなきゃ思わない。

    ゾンビ映画の怖いところは無個性。
    なるほど、という視点です。
    だから気持ち悪いのか。

    無個性=存在の死の象徴なのか。
    普通に死んだら魂は成仏できる気がするが、ゾンビになったらそのまま汚染されて救いがなそう。
    永遠に魂を失った無個性となるのは、悪魔に残酷に殺されるよりも怖いな。

    自己とは、連続した意識と一貫した記憶である、と。
    普通に死んだらどっちも持ってそう、という死生観は全世界けっこう共通なはずだから、この恐怖も世界共通かもしれない、

  87. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    ”ホラー映画賛歌。

    ダン・オバノンさんも参加している「ゾンゲリア」がエントリーされていないのが残念。

    荒木飛呂彦さん、是非ご覧になってください。
    シックスセンスよりも以前に作成されている傑作の一つです。

  88. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    心に響く作品を荒木先生がかけるのは、先生が心に響いた映画を見て、その時の気持ちを誰かに伝えたい衝動がパワフルだからなのだと思いました。

    中でも恐怖映画からの影響は一連のジョジョ作品からも良くわかると思います。
    また、本書は名作恐怖映画のリストとしても満足できるラインナップで、映画方面の教養書としても優秀だと思います。

  89. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    こわいものは癒し
    という文章が心に残りました。

    ホラーは苦手で、あまり観ていないと思っていたのですが
    荒木さんが本で紹介されてた映画の1/3は観ていて
    ちょっとびっくり^^;;

  90. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    ジョジョの作中の中で演出されるネタを荒木は映画で学んだという。
    その原点を明かすのが本書。
    かわいい子にはホラーを見せろとも言い、恐怖を通して現実世界の不安からひと時の解放をもたらしてくれるのがホラー映画ともいう。
    キチンと論点をおさえて映画を見ているところからホラー愛を感じられるいい本である。
  91. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    ホラー映画好きな人なら面白いはず。
    ホラー映画苦手な私はちょっと中盤辛かった。

    ゾンビについての論考は面白い。

  92. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    荒木飛呂彦がホラー映画を語る。

    映画論というよりも、荒木飛呂彦が好きなホラー映画の感想文、って感じでしょうか。
    それでも、荒木飛呂彦氏が、ホラー映画を単なる”キワモノ”的な見方をしていないことが伝わってきて面白い。

    バオー来訪者や、ジョジョの奇妙な冒険に少なからず影響を与えてるんだろうな、というのは容易に想像できる。

    それにしても、荒木飛呂彦が選ぶ20本の映画のうち、
    実に11本は自分も観ていた。

    結構ホラー映画好きだな、自分。
    と改めて実感した本でした~。

  93. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    「ジョジョ」ファンなので、とても興味深く読めまあいした。
    ホラー映画は、ほとんど見ないのですが… 紹介されていた作品で見たことあったのは、「ミザリー」「ナインスゲート」くらいのもので…

    「アイ・アム・レジェンド」は見てみようかな。

    あと、東北の子供たちの地震ごっこの話が興味深かったです。

  94. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    荒木飛呂彦のホラー映画100選について、簡単なあらすじや感想がかかれている。

    結末は言わないが、みどころなどがかかれていて、そのホラー映画をみてみたくなった。
    みた映画は、もう一度みたくなった。

    また、ホラー映画とはどういうものなのかがかかれていておもしろかった。

  95. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    興味あるとこだけ拾い読み。
    わかりやしい文章(わかりやすすぎでやや稚拙かも)で、意外にも常識的視点の感想。
  96. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    僕は『ジョジョの奇妙な冒険』を荒木先生の『最近こんな面白い映画を観たよー!
    レポ漫画』と思って読んでいるので、作者自らが元ネタを明かしてくれるこの本は非常に有意義に楽しめたし、元ネタがわかった所でまったく評価の揺るがない荒木先生の作家性の強固さを逆証明したファン必読の書だと思いました。
  97. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    ジョジョの奇妙な冒険で有名な荒木飛呂彦氏によるホラー映画についての書。

    感情論だけでもない、論理的な頭でっかちさだけでない、納得の内容。

    ホラー映画は興味あるけど見たことないっていう初心者も結構な数見てきたというホラー好きも両方におすすめ出来る。

    読み終わったらTSUTAYAにいきたくなりますw

  98. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    ホラー映画初級者~中級者くらいが読むとちょうどいい感じの本。

    見たい映画リスト作成にオススメ

    映画論ではなくレビューなのは相変わらず。

    サスペンスはジョジョにあるけど、
    ホラー要素はあんまりないなと思った。
    ホラーを漫画で伝えるのって難しいのかもしれん。

  99. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    ネタバレし過ぎずに面白さを書くのは大変でしょうね。
    観る楽しみ残ってて良い具合でした。
    ”田舎に行ったら襲われた系”とかカテゴリ分けが面白い。
  100. user より:
    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

    視点が面白い。

    ホラーは苦手だったけど、こういう視点で観てみると全然違うんだなと感じた。

    ホラー見てみよ

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